エーブドラエモン（2010年生、母フサイチヨーコ）

エーブドラエモン（2010年2月22日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋ドラエモン」。毛色は鹿毛。種牡馬のメイショウサムソン（当時7歳）と交配したフサイチヨーコが18歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）出羽牧場。戦績は、中央平地7戦0勝、地方18戦2勝2着5回。主な勝ち鞍は2013年の3歳C2一。

経歴

デビュー前

当歳のとき、出羽牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。

清水英克厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2013年）

1月20日、デビュー戦は柴山雄一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中京芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は452kg。18頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。

2月10日、中2週で迎えた2戦目は、的場勇人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に終わった。

2月24日、中1週で迎えた3戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では決め手が足りず13着に終わった。

3月23日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は的場勇人騎手（1戦0勝）。18頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいいところがなく8着に終わった。

4月13日、中2週で迎えた5戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。17頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、6着に終わった。

4月28日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（福島芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は的場勇人騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は勢いを失って8着に敗れた。

5月12日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（東京芝2400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で的場勇人騎手（3戦0勝）。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では決め手が足りず10着に終わった。

6月10日、中3週で迎えた8戦目は、高橋悠里騎手を鞍上に迎えて、3歳C2四（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではスパッとキレる脚を見せたが、勝ったボンジュールノゾミにねじ伏せられて8馬身差の2着に敗北した。

6月23日、中1週で迎えた9戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、3歳C2二（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るベニノオーシャンを途轍もない末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

7月6日、中1週で迎えた10戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、3歳C1四（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず4着に敗れた。

7月21日、中1週で迎えた11戦目は、3歳C2一（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

8月4日、中1週で迎えた12戦目は、3歳C2一（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で村上忍騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のコスモロックダンスに1馬身1/4の差をつけて2勝目を収める

8月15日、中1週で迎えた13戦目は、3歳C1二（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で村上忍騎手（3戦1勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

8月24日、連闘で迎えた14戦目は、一般C2八（水沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で村上忍騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず4着に敗れた。

9月7日、中1週で迎えた15戦目は、一般C2七（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で村上忍騎手（5戦1勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

9月15日、連闘で迎えた16戦目は、コカ・コーラ賞（水沢ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は高橋悠里騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

9月21日、連闘で迎えた17戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、一般C2六（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮したが、3着に終わった。

9月29日、連闘で迎えた18戦目は、一般C2三（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高松亮騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では卓出した伸び脚で猛追したが、勝ったハーツコンセンサスに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

10月6日、連闘で迎えた19戦目は、一般C2四（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は村上忍騎手（6戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、勝ったフェスティヴショウに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

10月20日、中1週で迎えた20戦目は、一般C2三（盛岡ダート1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（7戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、勝ったボンボニエールをクビ差捉え切れず2着に甘んじた。

10月28日、連闘で迎えた21戦目は、陶文峰騎手を鞍上に迎えて、一般C2一（盛岡ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

12月3日、中4週で迎えた22戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではいいところがなく8着に敗れた。

12月18日、中1週で迎えた23戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

4歳（2014年）

1月7日、中2週で迎えた24戦目は、4歳C3四五（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では卓出した伸び脚を見せたが、レガリテートにクビ差交わされて2着となった。

2月14日、中4週で迎えた25戦目は、4歳C3一二イ（船橋ダート1500m 小雪/重）に出走。鞍上は3戦連続で和田譲治騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。