アイアンユウキャン（2016年生、母チアズイーガー）

アイアンユウキャン（2016年5月30日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+あなたはできる」。毛色は鹿毛。種牡馬のグラスワンダー（当時21歳）と交配したチアズイーガーが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は原口牧場。主な勝ち鞍は2020年の4歳以上C2一。

経歴

デビュー前

本間忍厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2019年）

1月26日、デビュー戦は江田照男騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は536kg。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に敗れた。

3月6日、中5週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた2戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のつくし賞（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

3月30日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮闘したが、勝ったセイクリッドサンにねじ伏せられて3馬身差の2着となった。

4月14日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、5着に終わった。

5月4日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた5戦目は、3歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（3戦0勝）。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びを欠き10着に敗れた。

7月6日、中8週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた6戦目は、3歳未勝利（福島ダート1150m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で江田照男騎手（4戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

7月20日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（福島ダート1150m 小雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で江田照男騎手（5戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚勢が鈍り12着に敗れた。

8月24日、中4週で迎えた8戦目は、木幡育也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。15頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見所を作れず10着に終わった。

9月26日、中4週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた9戦目は、廣瀬航騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では決め手が足りず6着に終わった。

10月9日、中1週で馬体重を前走から22kg絞って迎えた10戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

10月23日、中1週で馬体重を前走からさらに19kg減らして迎えた11戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で大山真吾騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場なく8着に終わった。

11月21日、中3週で馬体重を前走から13kg戻して迎えた12戦目は、田野豊三騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C3（園田ダート1230m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、勝ったクラウンドヘッドを3/4馬身捉え切れず2着となった。

12月13日、中2週で馬体重を前走からさらに11kg増やして迎えた13戦目は、3歳以上C3（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は大山真吾騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に敗れた。

12月25日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた14戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C3（園田ダート1230m 晴/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のアリエスジューゴーに2馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4歳（2020年）

4月14日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた15戦目は、4歳以上C3（園田ダート1230m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のケイウンコトブキに2馬身半の差をつけて2勝目を手中に収めた。

5月5日、中2週で馬体重を前走から5kg戻して迎えた16戦目は、4歳以上C2四（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉村智洋騎手（2戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

5月22日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた17戦目は、4歳以上C2三（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉村智洋騎手（3戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったウチュウセンカンに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

6月5日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉村智洋騎手（4戦2勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るメイショウナガマサを圧倒的な末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて3勝目をマークした。

6月18日、中1週で迎えた19戦目は、松木大地騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（園田ダート1230m 雨/不良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で猛追したが、抜け出したプラードデラルスを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

7月16日、中3週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた20戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松木大地騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では脚が残っておらず11着に終わった。

8月30日、中5週で馬体重を前走から18kg絞って迎えた21戦目は、小林脩斗騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、5着に入り込んだ。

9月19日、中2週で迎えた22戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小林脩斗騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場なく7着に終わった。

5歳（2021年）

1月17日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた23戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず10着に終わった。

2月28日、中5週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた24戦目は、原優介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に敗れた。

5月28日、約3か月の間隔を開けて迎えた25戦目は、井上幹太騎手を鞍上に迎えて、ハイビスカス賞（園田ダート1230m 曇/重）に出走。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では決め手が足りず9着に敗れた。

6月17日、中2週で迎えた26戦目は、4歳以上B2（園田ダート1230m 晴/重）に出走。鞍上は松木大地騎手（2戦0勝）。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず5着に終わった。

7月9日、中2週で迎えた27戦目は、3歳以上B2（園田ダート1230m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で松木大地騎手（3戦0勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に終わった。

7月29日、中2週で迎えた28戦目は、丹波篠山デカンショ特別（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松木大地騎手（4戦0勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

8月12日、中1週で迎えた29戦目は、3歳以上B2（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で松木大地騎手（5戦0勝）。11頭立ての10番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では目立つような脚を使えず11着に終わった。

9月2日、中2週で迎えた30戦目は、佐々木世麗騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B2（園田ダート1400m 雨/不良）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。

9月22日、中2週で迎えた31戦目は、丹波篠山黒まめ特別（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は松木大地騎手（6戦0勝）。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。

10月15日、中2週で迎えた32戦目は、3歳以上B2（園田ダート1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は佐々木世麗騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に終わった。

10月29日、中1週で迎えた33戦目は、そのだライオンズクラブ杯（園田ダート1400m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で佐々木世麗騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に終わった。

11月10日、中1週で迎えた34戦目は、木本直騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B2（園田ダート1230m 曇/重）に出走。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に終わった。

12月3日、中2週で迎えた35戦目は、3歳以上B2二（園田ダート1230m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は佐々木世麗騎手（3戦0勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。

12月17日、中1週で迎えた36戦目は、杉浦健太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B1 B2（園田ダート1230m 曇/不良）に出走。11頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。

12月31日、中1週で迎えた37戦目は、2021園田ファイナルステージ（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は木本直騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に終わった。

6歳（2022年）

1月19日、中2週で迎えた38戦目は、松本幸祐騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B2二（姫路ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に終わった。

2月3日、中1週で迎えた39戦目は、4歳以上B2二（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松本幸祐騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に終わった。

2月24日、中2週で迎えた40戦目は、4歳以上B2二（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は木本直騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。

3月10日、中1週で迎えた41戦目は、4歳以上C1一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は松本幸祐騎手（2戦0勝）。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

3月22日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた42戦目は、4歳以上C1（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で松本幸祐騎手（3戦0勝）。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に終わった。

4月6日、中1週で馬体重を前走から17kg戻して迎えた43戦目は、4歳以上C1一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松本幸祐騎手（4戦0勝）。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。

4月21日、中1週で迎えた44戦目は、4歳以上C1（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は木本直騎手（3戦0勝）。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚がパッとせず12着に終わった。

デビュー前

尾原強厩舎（兵庫）へ入厩。

5月26日、デビュー戦は木本直騎手を鞍上に据えて、4歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての3番ゲートからスタート。出走取消となった。

6月8日、中6週で迎えた45戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で木本直騎手（4戦0勝）。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に終わった。