キョウエイプライド（2001年生、母アマノカミ）

キョウエイプライド（2001年4月30日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアジュディケーティング（当時14歳）と交配したアマノカミが11歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は大典牧場（有）。戦績は、地方19戦5勝2着2回。2004年のジャパンダートダービー(G1)で3着に入った他、2004年の黒潮盃(地方重賞)に勝利する活躍をした。その他にも重賞1勝を挙げた。

経歴

デビュー前

阪本一栄厩舎（大井）へ入厩。

2歳（2003年）

6月22日、デビュー戦は富沢希騎手を鞍上に据えて、2歳（大井ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は495kg。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びを欠き8着に終わった。

7月6日、中1週で迎えた2戦目は、2歳（大井ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で富沢希騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着を確保した。

7月26日、中2週で迎えた3戦目は、2歳（大井ダート1190m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で富沢希騎手（2戦0勝）。6頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のテンクラウドに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月29日、中4週で迎えた4戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のフレッシュスター特別（大井ダート1390m 晴/稍重）に出走。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に終わった。

9月26日、中3週で迎えた5戦目は、2歳戦のサルビア特別（大井ダート1490m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山田信大騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。端を取り切り、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のベルモントサファリに2馬身半の差をつけて制した。

10月8日、中1週で迎えた6戦目は、2歳オープンの’03ゴールドジュニアー（大井ダート1390m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山田信大騎手（2戦1勝）。15頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって8着に敗れた。

11月4日、中3週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた7戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のベゴニア特別（大井ダート1590m 内回り曇/稍重）に出走。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のブルーエースに1馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

11月26日、中2週で迎えた8戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞のハイセイコー記念（大井ダート1590m 内回り晴/重）に出走。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

3歳（2004年）

1月14日、中6週で馬体重を前走から19kg増やして迎えた9戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞のブルーバードカップ（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が鈍り9着に終わった。

2月24日、中5週で馬体重を前走から23kg絞って迎えた10戦目は、3歳地方重賞のしらさぎ賞（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

3月18日、中2週で迎えた11戦目は、3歳オープンの’04雲取賞（大井ダート1600m 内回り雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（2戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るワタリワンダフルを鮮烈な末脚で半馬身差し切って雨中の混戦を制した。

4月21日、中4週で迎えた12戦目は、3歳地方重賞の羽田盃（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（3戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったトキノコジローにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

6月3日、中5週で迎えた13戦目は、3歳地方重賞の東京ダービー（大井ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で的場文男騎手（4戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、勝ったアジュディミツオーに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

7月8日、中4週で迎えた14戦目は、3歳G1のジャパンダートダービー（大井ダート2000m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は6戦連続で的場文男騎手（5戦1勝）。14頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着に入った。

8月4日、中3週で迎えた15戦目は、3歳地方重賞の黒潮盃（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で的場文男騎手（6戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のアイチャンルックに1馬身半の差をつけて5勝目を奪取した。

11月17日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた16戦目は、地方重賞のグランドマイラーズ（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で的場文男騎手（7戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びあぐねて12着に敗れた。

12月8日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた17戦目は、森下博騎手を鞍上に迎えて、’04勝島賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に敗れた。

12月29日、中2週で迎えた18戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、G1の東京大賞典（大井ダート2000m 雪/重）に出走。14頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚が止まってしまい13着に終わった。

4歳（2005年）

2月2日、中4週で迎えた19戦目は、ハンデ地方重賞の金盃（大井ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は山田信大騎手（3戦1勝）。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では決め手に欠いて8着に敗れた。