シルヴァーコード（2012年生、母クラックコード）

シルヴァーコード（2012年3月15日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「玉の緒、肉体と魂を結ぶ線、霊子線と呼ばれる」。毛色は芦毛。種牡馬のスウェプトオーヴァーボード（当時15歳）と交配したクラックコードが9歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は岡田スタッド。戦績は、中央平地33戦3勝2着5回。主な勝ち鞍は2015年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

木村哲也厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2014年）

8月3日、デビュー戦は柴田大知騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（新潟芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は464kg。18頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい10着に終わった。

8月24日、中2週で迎えた2戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。直線では矢のように疾駆したが、勝ったサフィロスにねじ伏せられて3馬身差の2着となった。

10月4日、中5週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（新潟芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

11月2日、中3週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（東京芝1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で北村宏司騎手（2戦0勝）。17頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のイキオイをハナ差振り切って初勝利を挙げた。

3歳（2015年）

3月7日、約4か月の休み明けで迎えた5戦目は、3歳500万下の黄梅賞（中山芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は柴田大知騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が残っておらず6着に終わった。

5月17日、中9週で迎えた6戦目は、3歳500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（3戦1勝）。18頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に敗れた。

5月31日、中1週で迎えた7戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、抜け出したマイアベーアにハナ差届かず2着に惜敗した。

8月8日、中9週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた8戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（4戦1勝）。18頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

9月6日、中3週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた9戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1400m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（5戦1勝）。18頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に敗れた。

11月23日、約2か月半の間隔を開けて迎えた10戦目は、T.ベリー騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京芝1400m 曇/良）に出走。18頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、息長く末脚を伸ばして、最後は2着のインストアイベントに2馬身の差をつけて制した。

12月13日、中2週で迎えた11戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下のチバテレ杯（中山芝1200m 外回り小雨/稍重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、抜け出したスカイキューティーにハナ差届かず2着に甘んじた。

4歳（2016年）

1月10日、中3週で迎えた12戦目は、4歳以上1000万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の心肺能力で最後まで敢闘したが、伸びてきたカービングパス決め手に屈してハナ差の2着に惜敗した。

3月13日、中8週で迎えた13戦目は、4歳以上1000万下の房総特別（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（2戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

4月3日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上1000万下の千葉日報杯（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で内田博幸騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を奪い、遅いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず6着に敗れた。

5月21日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた15戦目は、4歳以上1000万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で内田博幸騎手（4戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では決め手が足りず5着に敗れた。

12月4日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg戻して迎えた16戦目は、R.ムーア騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジリジリと前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のダノンブライトをクビ差振り切って久しぶりの実戦を制した。

12月25日、中2週で迎えた17戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のハッピーエンドカップ（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ6着に沈んだ。

5歳（2017年）

2月18日、中7週で迎えた18戦目は、4歳以上1000万下（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上はR.ムーア騎手（1戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚を持続できず、5着に終わった。

3月12日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上1000万下の房総特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見せ場なく13着に敗れた。

4月23日、中5週で迎えた20戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の福島中央テレビ杯（福島芝1200m 晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走したが、3着に終わった。

5月21日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた21戦目は、4歳以上1000万下の大日岳特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

7月2日、中5週で迎えた22戦目は、3歳以上1000万下のさくらんぼ特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（6戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。

7月23日、中2週で迎えた23戦目は、K.ティータン騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の潮騒特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

8月5日、中1週で迎えた24戦目は、3歳以上1000万下のHBC賞（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は丸山元気騎手（2戦0勝）。15頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

6歳（2018年）

1月13日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた25戦目は、4歳以上1000万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（7戦1勝）。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びを欠き12着に敗れた。

3月10日、中7週で迎えた26戦目は、4歳以上1000万下の房総特別（中山芝1200m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は柴田大知騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚勢が鈍り13着に終わった。

3月31日、中2週で迎えた27戦目は、4歳以上1000万下の千葉日報杯（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（3戦0勝）。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚がパッとせず12着に終わった。

4月21日、中2週で迎えた28戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田大知騎手（4戦0勝）。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚勢が衰えて15着に終わった。

5月13日、中2週で迎えた29戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都芝1200m 雨/不良）に出走。14頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く6着に終わった。

6月24日、中5週で迎えた30戦目は、木幡初也騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下のUHB杯（函館芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は一杯になって9着に終わった。

8月5日、中5週で迎えた31戦目は、3歳以上1000万下の驀進特別（新潟芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（5戦0勝）。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。最後はアーヒラと並んで2着同着となった。

8月25日、中2週で迎えた32戦目は、J.モレイラ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の2018ワールドオールスタージョッキーズ第1戦（札幌芝1200m 曇/稍重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。

10月20日、中7週で迎えた33戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の飛翼特別（新潟芝1000m 曇/稍重）に出走。18頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。15着に敗れた。

11月10日、中2週で迎えた34戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の三鷹特別（東京芝1400m 晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って12着に終わった。

12月2日、中2週で迎えた35戦目は、加藤祥太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず16着に終わった。

12月15日、中1週で迎えた36戦目は、3歳以上1000万下の舞浜特別（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は大野拓弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が振るわず8着に終わった。

7歳（2019年）

3月10日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた37戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（6戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて14着に敗れた。