ベストチャーム（2016年生、母レディチャーム）

ベストチャーム（2016年4月9日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「最良+母名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のロードカナロア（当時8歳）と交配したレディチャームが20歳のときに産んだ12番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者はケイアイファーム。主な勝ち鞍は2019年のレコードな町新冠特別(一般B22 B41)。

経歴

デビュー前

松下武士厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2019年）

1月14日、デビュー戦は川田将雅騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は412kg。15頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のように疾駆したが、勝ったゲバラにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

2月3日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では決め手が足りず、4着に終わった。

2月24日、中2週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた3戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、5着に終わった。

5月18日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から30kg戻して迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったエクレアスピードに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

6月9日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が続かず、5着に終わった。

7月7日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中京芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で川田将雅騎手（4戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず9着に敗れた。

8月3日、中3週で迎えた7戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。最後はバタバタになってしまい12着に敗れた。

9月3日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた8戦目は、阿部龍騎手を鞍上に迎えて、ナチュレ恵 megumi特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のオープンアームに1馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

9月18日、中1週で迎えた9戦目は、松井伸也騎手を鞍上に迎えて、レコードな町新冠特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて、最後は2着のフロルセレジェイラに2馬身の差をつけて2勝目をつかんだ。

11月24日、中9週で迎えた10戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（京都ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったヒラソールにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着となった。

12月14日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は鮫島克駿騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4歳（2020年）

1月11日、中3週で迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は川田将雅騎手（5戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で急追したが、勝ったエイシンポジションに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

2月1日、中2週で迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（6戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に敗れた。

2月23日、中2週で迎えた14戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（京都ダート1400m 曇/重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

6月21日、約4か月の休養明けで迎えた15戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚色が鈍り13着に敗れた。

7月4日、中1週で迎えた16戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（阪神ダート1200m 曇/不良）に出走。14頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。

11月14日、約4か月半の休み明けで迎えた17戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川須栄彦騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では切れる脚を使えず10着に終わった。

12月6日、中2週で迎えた18戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は力尽きて8着に敗れた。

12月20日、中1週で迎えた19戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、4着に入った。

5歳（2021年）

1月11日、中2週で迎えた20戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、3着に入った。

1月31日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた21戦目は、4歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で岩田康誠騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したカレンリズを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着となった。

2月27日、中3週で迎えた22戦目は、4歳以上1勝クラス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岩田康誠騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚勢が衰えて11着に敗れた。

4月17日、中6週で迎えた23戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（阪神ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は岩田望来騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず4着に敗れた。

5月15日、中3週で迎えた24戦目は、4歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田望来騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、5着に終わった。

5月29日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（4戦0勝）。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に終わった。

7月17日、中6週で迎えた26戦目は、3歳以上1勝クラス（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は岩田望来騎手（3戦0勝）。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、抜け出したコウバコにクビ差届かず2着となった。

8月15日、中3週で迎えた27戦目は、3歳以上1勝クラス（小倉ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（5戦0勝）。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい8着に敗れた。

9月12日、中3週で迎えた28戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は岩田望来騎手（4戦0勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

6歳（2022年）

4月24日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた29戦目は、松本大輝騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（福島ダート1150m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したハクサンハーバーを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

5月22日、中3週で迎えた30戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松本大輝騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が続かず、5着に終わった。

6月19日、中3週で迎えた31戦目は、角田大和騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（函館芝1200m 曇/良）に出走。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に終わった。

6月25日、連闘で迎えた32戦目は、3歳以上1勝クラス（函館芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（6戦0勝）。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に終わった。

7月10日、中1週で迎えた33戦目は、3歳以上1勝クラスの下北半島特別（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（7戦0勝）。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

7月23日、中1週で迎えた34戦目は、横山琉人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（札幌芝1200m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。13頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。

8月13日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた35戦目は、3歳以上1勝クラス（札幌ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で横山琉人騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では息の長い末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

8月20日、連闘で迎えた36戦目は、3歳以上1勝クラス（札幌ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で横山琉人騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

9月3日、中1週で迎えた37戦目は、3歳以上1勝クラス（札幌ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で横山琉人騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に敗れた。

2022年10月19日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。