フロルセレジェイラ（2015年生、母クルザダアメリカーナ）

フロルセレジェイラ（2015年2月22日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「桜の花（ポルトガル語）」。毛色は鹿毛。種牡馬のロードカナロア（当時7歳）と交配したクルザダアメリカーナが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はオリオンファーム。主な勝ち鞍は2020年の一般C2六七八。

経歴

デビュー前

1歳のとき、オリオンファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

尾形和幸厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2017年）

10月7日、デビュー戦は田辺裕信騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 曇/稍重）に出走。馬体重は452kg。18頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く10着に敗れた。

10月15日、連闘で迎えた2戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1400m 雨/稍重）に出走。14頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではいいところがなく12着に終わった。

3歳（2018年）

3月18日、約5か月の休養明けで迎えた3戦目は、武藤雅騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線では末脚が冴えず15着に終わった。

5月5日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、木幡育也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始8番手を追走。直線では速い脚を使えず6着に終わった。

6月24日、中6週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 小雨/不良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で木幡育也騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。最後は勢いを失って9着に敗れた。

8月18日、中7週で迎えた6戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。17着に終わった。

10月4日、中6週で馬体重を前走から26kg増やして迎えた7戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-6（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るオールウェイを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月16日、中1週で迎えた8戦目は、阿部龍騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-3（門別ダート1700m 曇/稍重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る形となり、で馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に差を詰めて、最後は2着のアーススターリングを半馬身振り切って2勝目を収める

11月1日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上C4-2（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で阿部龍騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

11月15日、中1週で迎えた10戦目は、頑張ろう北海道!楽天競馬賞（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は桑村真明騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では出色の末脚を披露したが、3着に終わった。

4歳（2019年）

4月17日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた11戦目は、3歳以上C4-2（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は阿部龍騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るビッグディールを別次元の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて休養明けの一戦を制した。

5月8日、中2週で迎えた12戦目は、はまなす特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で阿部龍騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走したが、3着に終わった。

5月16日、連闘で迎えた13戦目は、ムスカリ特別（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で阿部龍騎手（4戦2勝）。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚がパッとせず3着に敗れた。

5月30日、中1週で迎えた14戦目は、日高山脈ペテガリ岳特別（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で阿部龍騎手（5戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

6月13日、中1週で迎えた15戦目は、黒百合特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は桑村真明騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性の闘争本能でゴールまで力闘したが、3着に終わった。

6月27日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた16戦目は、アジサイ特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のカグラハヤテに5馬身の差をつけて勝利をモノにする

7月10日、中1週で迎えた17戦目は、登別地獄まつり特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は阿部龍騎手（6戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では長く末脚を持続させて、最後は2着のタイムゴールドに2馬身の差をつけて順当に勝利した。

8月6日、中3週で迎えた18戦目は、JAびらとりニシパの恋人特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は桑村真明騎手（4戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のグランロディアに4馬身の差をつけて1番人気に応えた。

9月5日、中3週で迎えた19戦目は、パドトロワ賞（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は阿部龍騎手（7戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では目を引く伸びを見せたが、アイアンブルーにクビ差交わされて2着に甘んじた。

9月18日、中1週で迎えた20戦目は、レコードな町新冠特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で阿部龍騎手（8戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったベストチャームに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

10月3日、中1週で迎えた21戦目は、北竜ひまわりライス特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で阿部龍騎手（9戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛進したが、ウワサノコウタロウにハナ差交わされて2着に甘んじた。

10月17日、中1週で迎えた22戦目は、AIR-G’朝MORi特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で阿部龍騎手（10戦3勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では全く伸びず5着に敗れた。

11月5日、中2週で迎えた23戦目は、ニセコ産地酒蔵人衆15周年特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で阿部龍騎手（11戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のイサチルエースに3馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

5歳（2020年）

1月23日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から20kg減らして迎えた24戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、一般C2四五六（大井ダート1200m 雨/重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に敗れた。

2月5日、中1週で迎えた25戦目は、一般C2六七八（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のララメンテに2馬身の差をつけて8勝目をマークした。

2月25日、中2週で迎えた26戦目は、春林賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉原寛人騎手（2戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では稟性の闘志でゴールまでタレずに走り切ったが、3着に終わった。

3月17日、中2週で迎えた27戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、ブラッドストーン賞（大井ダート1200m 晴/重）に出走。15頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

4月22日、中4週で迎えた28戦目は、エゾヤマザクラ特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は阿部龍騎手（12戦4勝）。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい6着に敗れた。

5月5日、中1週で迎えた29戦目は、クレマチス特別（門別ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で阿部龍騎手（13戦4勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が衰えて8着に終わった。

5月20日、中1週で迎えた30戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、ノヴェリスト・プレミアム（門別ダート1200m 曇/良）に出走。6頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では余力が残っておらず5着に敗れた。

6月4日、中1週で迎えた31戦目は、ヒダカハナシノブ特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は桑村真明騎手（5戦3勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

6月17日、中1週で迎えた32戦目は、北海道の翼「AIRDO」特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（6戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが鈍く4着に敗れた。

7月1日、中1週で迎えた33戦目は、江差かもめ島まつり特別（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で桑村真明騎手（7戦3勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り9着に敗れた。

7月16日、中1週で迎えた34戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、北竜町ひまわりまつり特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では速い脚を使えず5着に敗れた。

8月12日、中3週で迎えた35戦目は、競馬ほのぼのネット観戦特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は岩橋勇二騎手（1戦0勝）。7頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が冴えず4着に敗れた。

8月25日、中1週で迎えた36戦目は、日高生産連特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩橋勇二騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には届かず4着に敗れた。

9月9日、中1週で迎えた37戦目は、ミニトマト「太陽の瞳」特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は服部茂史騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では瞬発力に富んだ末脚を披露し、4着に入り込んだ。