オンワードテティス（1996年生、母オンワードウッド）

オンワードテティス（1996年5月24日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のタイトスポット（当時9歳）と交配したオンワードウッドが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（株）オンワード牧場。戦績は、中央平地25戦1勝2着2回、地方4戦2勝。主な勝ち鞍は1999年の4歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

15歳のとき、オンワード牧場から「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場されたが主取りとなった。

本郷一彦厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1999年）

4月24日、デビュー戦は大塚栄三郎騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（新潟芝1400m 外回り曇/良）に出走。馬体重は464kg。14頭立ての10番人気で大外14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が衰えて9着に終わった。

5月16日、中2週で迎えた2戦目は、青木芳之騎手を鞍上に迎えて、4歳未出走（新潟芝1400m 外回り曇/良）に出走。14頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では矢のように疾駆したが、勝ったセイウントヨカゼにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

5月29日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は大塚栄三郎騎手（1戦0勝）。18頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

6月20日、中2週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（福島芝1700m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で大塚栄三郎騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で追い上げたが、抜け出したアトミックハーブを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着となった。

7月4日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（福島芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で大塚栄三郎騎手（3戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。先手を取り、若干緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

7月17日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で大塚栄三郎騎手（4戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚色がやや衰え、6着に終わった。

8月7日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（新潟芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で大塚栄三郎騎手（5戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟のガッツでゴールまで力走したが、3着に終わった。

9月4日、中3週で迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（新潟芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で大塚栄三郎騎手（6戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位争いには加われず6着に敗れた。

9月25日、中2週で迎えた9戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るカネサゼファーを鮮やかな末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月16日、中2週で迎えた10戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1400m 曇/稍重）に出走。14頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に敗れた。

4歳（2000年）

2月13日、約4か月の休み明けで迎えた11戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。15頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に終わった。

3月11日、中3週で迎えた12戦目は、吉永護騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下の庄内川特別（中京芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に終わった。

3月25日、中1週で迎えた13戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で吉永護騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

4月16日、中2週で迎えた14戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦1勝）。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に敗れた。

5月4日、中2週で迎えた15戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、両津特別（新潟(地)ダート1700m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。6着に敗れた。

5月28日、中2週で迎えた16戦目は、5歳以上500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（2戦1勝）。18頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では伸びあぐねて15着に終わった。

6月27日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、’00フレンドリーサドル特別（3）（船橋ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は大塚栄三郎騎手（7戦0勝）。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

5歳（2001年）

1月30日、約7か月の休み明けで馬体重を前走からさらに24kg増やして迎えた18戦目は、横山義行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/重）に出走。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に終わった。

2月17日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山義行騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

3月4日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で横山義行騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に敗れた。

3月14日、中0週で迎えた21戦目は、桑島孝春騎手を鞍上に迎えて、’01フレンドリービット特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のワンダートップランを3/4馬身振り切って久々に白星を挙げた。

4月7日、中2週で迎えた22戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は横山義行騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず8着に敗れた。

4月18日、中1週で迎えた23戦目は、’01ファンタスティックステッキ特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は桑島孝春騎手（1戦1勝）。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のアーバンプリンスを半馬身振り切って3勝目をゲットした。

5月4日、中1週で迎えた24戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下のいわき特別（福島芝1700m 晴/良）に出走。13頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に終わった。

6月3日、中3週で迎えた25戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で二本柳壮騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。

7月14日、中5週で迎えた26戦目は、鈴来直人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の津軽海峡特別（函館ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての13番人気で大外13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず13着に終わった。

8月11日、中3週で迎えた27戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の三面川特別（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（3戦1勝）。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず5着に終わった。

9月1日、中2週で迎えた28戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の飯豊特別（新潟芝1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は二本柳壮騎手（2戦0勝）。18頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず11着に敗れた。

9月15日、中1週で迎えた29戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の白井特別（中山芝2000m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。14頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に終わった。