タイセイシーザー（2007年生、母サドバーシッド）

タイセイシーザー（2007年3月15日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋皇帝」。毛色は鹿毛。種牡馬のカコイーシーズ（当時21歳）と交配したサドバーシッドが16歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡むかわ町、生産者は桑原牧場。戦績は、地方16戦4勝2着3回。主な勝ち鞍は2010年のフォーチュネイトカーネーション特別。

経歴

デビュー前

1歳のとき、桑原牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、田中成奉によって525万円で落札された。

鷹見浩厩舎（大井）へ入厩。

3歳（2010年）

3月4日、デビュー戦は坂井英光騎手を鞍上に据えて、3歳（大井ダート1200m 曇/重）に出走。馬体重は520kg。14頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のエドノブラウンをアタマ差振り切って初勝利を挙げた。

4月7日、中4週で迎えた2戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のハードマウンテンに5馬身の差をつけて優勝

4月23日、中1週で迎えた3戦目は、3歳戦の東京ダービートライアル（大井ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で坂井英光騎手（2戦2勝）。13頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって11着に敗れた。

5月19日、中3週で迎えた4戦目は、3歳戦のフォーチュネイトカーネーション特別（大井ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で坂井英光騎手（3戦2勝）。13頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鬼脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のオウサムフレンチに3馬身半の差をつけて3勝目を収める

6月1日、中1週で迎えた5戦目は、3歳戦の若竹賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で坂井英光騎手（4戦3勝）。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり14着に敗れた。

6月28日、中3週で迎えた6戦目は、3歳戦の矢車草特別（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で坂井英光騎手（5戦3勝）。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバタバタになってしまい11着に敗れた。

11月10日、約4か月半の休み明けで迎えた7戦目は、一般C1六七（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で坂井英光騎手（6戦3勝）。14頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたレーヴボラール決め手に屈してクビ差の2着となった。

12月2日、中2週で迎えた8戦目は、一般C1四五（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で坂井英光騎手（7戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では卓出した伸び脚で驀進したが、勝ったグローバルキャストにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着に敗北した。

12月31日、中3週で迎えた9戦目は、コンサートボーイ里帰り特別（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で坂井英光騎手（8戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚が上がってしまい9着に敗れた。

4歳（2011年）

1月4日、連闘で迎えた10戦目は、松竹梅特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で坂井英光騎手（9戦3勝）。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。端をきり、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では逸出した伸びを見せたが、フミトオーにクビ差交わされて2着に惜敗した。

1月26日、中2週で迎えた11戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、猛虎特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に敗れた。

1月31日、連闘で迎えた12戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、ジャニュアリー賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が鈍り11着に敗れた。

2月18日、中2週で迎えた13戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、一般C1三（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のシルクエスポワールをアタマ差振り切って4勝目を手中に収めた。

3月7日、中1週で迎えた14戦目は、爽春賞（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦1勝）。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚がパッとせず13着に敗れた。

4月21日、中5週で迎えた15戦目は、一般B3四 C1三（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（2戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では末脚が冴えず9着に敗れた。

5月12日、中2週で迎えた16戦目は、一般B3四五（大井ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は坂井英光騎手（10戦3勝）。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚勢が鈍り9着に敗れた。