フェアリーパル（2004年生、母パルスイートミュー）

フェアリーパル（2004年3月4日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアルカング（当時16歳）と交配したパルスイートミューが14歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は中村幸廣。戦績は、地方8戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2009年のマイスターチャレンジ(一般C2)。

経歴

デビュー前

内田勝義厩舎（川崎）へ入厩。

2歳（2006年）

9月29日、デビュー戦は佐藤博紀騎手を鞍上に据えて、2歳（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は463kg。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げを打ち、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のラブスプラッシュに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

11月3日、中4週で迎えた2戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のローレル賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤博紀騎手（1戦1勝）。14頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややハイペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

11月28日、中3週で迎えた3戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳戦のストレチア特別（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

3歳（2007年）

7月5日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた4戦目は、3歳戦の夾竹桃特別（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、かなり緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のカネショウパパに2馬身の差をつけて休み明け初戦をモノにした。

8月10日、中4週で迎えた5戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の芙蓉賞（川崎ダート2000m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み5着に沈んだ。

4歳（2008年）

12月18日、約16か月半の休養明けで馬体重を前走から44kg増やして迎えた6戦目は、シンフォニー特別（川崎ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は佐藤博紀騎手（2戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。端を奪う形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

5歳（2009年）

1月2日、中1週で迎えた7戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、一般C2四五六（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを取り切り、落ち着いたペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、コウエイバッカスにクビ差交わされて2着に甘んじた。

1月27日、中3週で迎えた8戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、マイスターチャレンジ（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、自慢の末脚を爆発させて、最後は2着のカズサハイウェイに1馬身の差をつけて久々に白星を挙げた。