デピュティスズカ（1994年生、母Adira）

デピュティスズカ（1994年4月9日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のDeputy Minister（当時15歳）と交配したAdiraが9歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地9戦0勝2着3回、中央障害8戦2勝2着2回。1999年の牛若丸ジャンプステークス(障害5歳以上オープン)に勝利した他、1999年の春麗ジャンプステークス(障害5歳以上オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

橋田満厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1996年）

10月12日、デビュー戦は南井克巳騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は436kg。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではキレのある末脚を繰り出したが、4着に終わった。

10月27日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では卓出した伸び脚で追い上げたが、勝ったスイートスキーに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

11月23日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で南井克巳騎手（2戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、伸びてきたウインディポイント決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

12月14日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で南井克巳騎手（3戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では強靭な末脚を繰り出したが、3着に終わった。

3歳（1997年）

1月11日、中3週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は5戦連続で南井克巳騎手（4戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、マルブツロータリーにハナ差交わされて2着に甘んじた。

4歳（1998年）

7月18日、約18か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた6戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の氷ノ山特別（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。

8月8日、中2週で迎えた7戦目は、須貝尚介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（札幌芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では見所を作れず16着に終わった。

9月6日、中3週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は芹沢純一騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚勢が悪くなり13着に終わった。

10月11日、中4週で迎えた9戦目は、北沢伸也騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったテツノフミオーから2馬身半差の2着となった。

11月1日、中2週で迎えた10戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で北沢伸也騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のマルカシーズに約10馬身の大差をつけて待望の初勝利を挙げた。

11月28日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（中京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で北沢伸也騎手（2戦1勝）。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

12月19日、中2週で迎えた12戦目は、障害4歳以上400万下（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で北沢伸也騎手（3戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。3着に終わった。

5歳（1999年）

1月9日、中2週で迎えた13戦目は、牛若丸ジャンプステークス（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。鞍上は5戦連続で北沢伸也騎手（4戦1勝）。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。最後は、2着のカブトフドオに1馬身半の差をつけて2勝目を手にした。

1月30日、中2週で迎えた14戦目は、淀ジャンプステークス（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。鞍上は6戦連続で北沢伸也騎手（5戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。3着に終わった。

2月20日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた15戦目は、春麗ジャンプステークス（東京障害芝→ダート3300m 晴）に出走。鞍上は7戦連続で北沢伸也騎手（6戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、勝ったゴッドスピードから約10馬身差の2着に敗北した。

3月14日、中2週で迎えた16戦目は、J・G2の阪神スプリングジャンプ（阪神障害芝3800m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は8戦連続で北沢伸也騎手（7戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。6着に敗れた。

9月11日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた17戦目は、障害4歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3140m 晴）に出走。鞍上は9戦連続で北沢伸也騎手（8戦2勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。4着に敗れた。