ケイアイアポロン（2008年生、母ワンダーキャット）

ケイアイアポロン（2008年2月9日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋ギリシャ神話の太陽神」。毛色は鹿毛。種牡馬のネオユニヴァース（当時8歳）と交配したワンダーキャットが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は松田一夫。戦績は、中央平地20戦2勝2着1回、地方25戦1勝。主な勝ち鞍は2012年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

松山康久厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2011年）

1月9日、デビュー戦は勝浦正樹騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は528kg。15頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

2月6日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての2番人気に推されて16番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るサトノピースピースを豪快な末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて初白星を挙げた。

4歳（2012年）

1月29日、約12か月の休み明けで馬体重を前走から24kg戻して迎えた3戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り10着に敗れた。

2月26日、中3週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた4戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では全く伸びず8着に敗れた。

3月25日、中3週で迎えた5戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1900m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（2戦1勝）。13頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。競走中止となった。

6月2日、中9週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（3戦1勝）。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を披露し、4着に入った。

7月1日、中3週で迎えた7戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1400m 雨/重）に出走。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず6着に終わった。

8月18日、中6週で迎えた8戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/稍重）に出走。13頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず5着に敗れた。

9月1日、中1週で迎えた9戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が鈍り9着に終わった。

10月13日、中5週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（4戦1勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に敗れた。

11月4日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（5戦1勝）。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を披露し、3着に入った。

11月24日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（6戦1勝）。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、凄まじい末脚を爆発させて、最後は2着のナムラグーテンに1馬身1/4の差をつけて久しぶりに勝利を挙げた。

12月9日、中1週で迎えた13戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の大須特別（中京ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら12番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には届かず9着に敗れた。

5歳（2013年）

1月27日、中6週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の大島特別（東京ダート1600m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は内田博幸騎手（7戦2勝）。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で猛進したが、勝ったスズカヴィグラスにねじ伏せられてハナ差の2着となった。

2月9日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（8戦2勝）。15頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず10着に敗れた。

3月24日、中5週で迎えた16戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず7着に終わった。

5月4日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に敗れた。

6月2日、中3週で迎えた18戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の由比ヶ浜特別（東京芝1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では切れる脚を使えず15着に終わった。

6月29日、中3週で迎えた19戦目は、横山義行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の猪苗代特別（福島ダート1700m 曇/稍重）に出走。15頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

7月21日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上1000万下の横手特別（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山義行騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に終わった。

9月18日、中7週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた21戦目は、石川駿介騎手を鞍上に迎えて、海王星賞（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に敗れた。

10月3日、中1週で迎えた22戦目は、ドラマティックナイト賞（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で石川駿介騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に敗れた。

10月16日、中1週で迎えた23戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、時雨月賞（大井ダート1400m 晴/重）に出走。15頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。

11月6日、中2週で迎えた24戦目は、水彩都市・江東特別（大井ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。最後は脚勢が鈍り13着に敗れた。

11月27日、中2週で迎えた25戦目は、ノースウインド賞（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に終わった。

12月27日、中3週で迎えた26戦目は、佐々木国明騎手を鞍上に迎えて、ラピスラズリ賞（大井ダート1200m 曇/重）に出走。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では切れる脚を使えず16着に終わった。

6歳（2014年）

1月14日、中2週で迎えた27戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、近畿畜産特別（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエイユーリスペクトに6馬身の差をつけて3勝目をつかんだ。

1月29日、中1週で迎えた28戦目は、シリウス座特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に敗れた。

2月19日、中2週で迎えた29戦目は、4歳以上A2（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で川原正一騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず4着に敗れた。

7月9日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた30戦目は、坂本和也騎手を鞍上に迎えて、淡路市マスコットキャラクターあわ神特別（園田ダート1700m 曇/重）に出走。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。

7月24日、中1週で迎えた31戦目は、フェニックス共済特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂本和也騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に終わった。

8月13日、中2週で迎えた32戦目は、大柿一真騎手を鞍上に迎えて、“子育てするならゼッタイ三田!”特別（園田ダート1400m 曇/重）に出走。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ伸び切れず12着に終わった。

8月28日、中1週で迎えた33戦目は、3歳以上B1 B2（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で大柿一真騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。競走中止となった。

9月17日、中2週で迎えた34戦目は、廣瀬航騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではいいところがなく12着に終わった。

10月1日、中1週で迎えた35戦目は、3歳以上B2 C1（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で廣瀬航騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。

10月22日、中2週で迎えた36戦目は、3歳以上B2一（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で廣瀬航騎手（2戦0勝）。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。

11月5日、中1週で迎えた37戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚が冴えず12着に終わった。

11月18日、中1週で迎えた38戦目は、3歳以上C1一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は廣瀬航騎手（3戦0勝）。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。

12月3日、中1週で迎えた39戦目は、こちょうらん賞（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で廣瀬航騎手（4戦0勝）。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず11着に終わった。

7歳（2015年）

1月9日、中4週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた40戦目は、高橋哲也騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の端月特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では全く伸びず10着に終わった。

1月27日、中2週で迎えた41戦目は、王者の眼差し賞（川崎ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋哲也騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では速い脚を使えず12着に終わった。

2月11日、中1週で迎えた42戦目は、アメジスト賞（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で高橋哲也騎手（2戦0勝）。14頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では決め手が足りず11着に終わった。

2月18日、連闘で迎えた43戦目は、越生梅林賞（浦和ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で高橋哲也騎手（3戦0勝）。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では目立つような脚を使えず11着に終わった。

3月4日、中1週で迎えた44戦目は、春光特別（川崎ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で高橋哲也騎手（4戦0勝）。14頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい12着に終わった。

3月26日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた45戦目は、マルチフェイス特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で高橋哲也騎手（5戦0勝）。12頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず12着に終わった。