グリーンプレゼンス（1995年生、母フローラルマジック）

グリーンプレゼンス（1995年3月22日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のロドリゴデトリアーノ（当時6歳）と交配したフローラルマジックが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は佐々木牧場。戦績は、中央平地10戦2勝2着2回。1998年の若葉ステークス(オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

グリーンファーム愛馬会にて総額2,800万円（28万×100口）で一口馬主が募集された。

音無秀孝厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1998年）

2月28日、デビュー戦は河内洋騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（阪神芝2000m 曇/良）に出走。馬体重は458kg。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線に入ると、前で粘るリーディングスターを驚異的な末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

3月28日、中3週で迎えた2戦目は、3歳オープンの若葉ステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で河内洋騎手（1戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のフジラッキーボーイをクビ差振り切って制した。

10月18日、約7か月の休養明けで迎えた3戦目は、的場均騎手を鞍上に迎えて、3歳G2の京都新聞杯（京都芝2200m 外回り曇/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では脚を伸ばせず15着に敗れた。

11月8日、中2週で迎えた4戦目は、3歳G1の菊花賞（京都芝3000m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で的場均騎手（1戦0勝）。17頭立ての13番人気で18番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず10着に終わった。

12月5日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた5戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、G2のステイヤーズステークス（中山芝3600m 内2周雨/重）に出走。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に敗れた。

4歳（1999年）

1月16日、中5週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた6戦目は、万葉ステークス（京都芝3000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は河内洋騎手（2戦2勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚が冴えず7着に敗れた。

2月14日、中3週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた7戦目は、G2の京都記念（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず4着に終わった。

5歳（2000年）

4月23日、約14か月半の休養明けで迎えた8戦目は、5歳以上900万下の紫野特別（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は河内洋騎手（3戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、勝ったサンデーピクニックに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

5月13日、中2週で迎えた9戦目は、5歳以上900万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で河内洋騎手（4戦2勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったボナンザホームランにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

5月28日、中1週で迎えた10戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の有松特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。最後は脚勢が衰えて8着に敗れた。