ブラックタートル（2016年生、母サヴァーレ）

ブラックタートル（2016年1月18日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「黒＋父名の一部。本馬の毛色より連想」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のタートルボウル（当時14歳）と交配したサヴァーレが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は（有）社台コーポレーション白老ファーム。主な勝ち鞍は2020年の3歳以上C2一。

経歴

デビュー前

当歳のとき、社台ファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、中本行則によって1,080万円で落札された。

今野貞一厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2019年）

5月18日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。馬体重は476kg。15頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには加われず10着に終わった。

6月2日、中1週で迎えた2戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。

8月25日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、亀田温心騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に終わった。

12月4日、約3か月半の休み明けで迎えた4戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

12月31日、中3週で迎えた5戦目は、大柿一真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

4歳（2020年）

2月6日、中4週で迎えた6戦目は、4歳以上C2二（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は田中学騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。最後はショウナンサジンと並んで1着同着となった。

4月8日、中8週で迎えた7戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（2戦1勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き8着に終わった。

5月6日、中3週で迎えた8戦目は、あやめ賞（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（3戦1勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

7月2日、中7週で迎えた9戦目は、3歳以上C3一（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で田中学騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、3着に終わった。

7月24日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上C3一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で田中学騎手（5戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

8月14日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で田中学騎手（6戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るマリノジェノヴァを鮮烈な末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて2勝目を手中に収めた。

9月11日、中3週で迎えた12戦目は、3歳以上C2三（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で田中学騎手（7戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のワンダースイルーロをハナ差振り切って断トツの支持に応えた。

10月1日、中2週で迎えた13戦目は、笹田知宏騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のケイアイロトルアをアタマ差振り切って4勝目を手中に収めた。

5歳（2021年）

1月15日、約3か月半の休養明けで迎えた14戦目は、4歳以上C2一（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は田中学騎手（8戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい4着に敗れた。

2月10日、中3週で迎えた15戦目は、4歳以上C2一（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（9戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

2月24日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上C2一（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（10戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

3月23日、中3週で迎えた17戦目は、4歳以上C2二（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は大柿一真騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に敗れた。

4月21日、中3週で迎えた18戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は笹田知宏騎手（1戦1勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、3着に終わった。

5月13日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で笹田知宏騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、抜け出したマタギを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

6月4日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上C3一（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で笹田知宏騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったテンノイセヒメに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

7月2日、中3週で迎えた21戦目は、4歳以上C2三（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で笹田知宏騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では見せ場を作れず4着に敗れた。

7月30日、中3週で迎えた22戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で笹田知宏騎手（5戦1勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では決め手に欠いて4着に敗れた。