アンクルピース（2002年生、母オオシマソフィー）

アンクルピース（2002年4月11日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋平和」。毛色は鹿毛。種牡馬のラムタラ（当時10歳）と交配したオオシマソフィーが14歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）大島牧場。戦績は、中央平地20戦2勝2着3回、地方23戦3勝。主な勝ち鞍は2006年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

田島良保厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2005年）

5月29日、デビュー戦は川島信二騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は492kg。18頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず9着に終わった。

6月25日、中3週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で川島信二騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、トウカイフラッグにクビ差交わされて2着に惜敗した。

7月9日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で川島信二騎手（2戦0勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立ち、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のバーリトゥードに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

7月30日、中2週で迎えた4戦目は、3歳以上500万下の日向特別（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で川島信二騎手（3戦1勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。端に立つ形となり、平均ペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバテてしまい8着に敗れた。

12月4日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1700m 小雨/稍重）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では息の長い末脚を披露したが、3着に終わった。

12月17日、中1週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で鮫島良太騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

4歳（2006年）

2月12日、中7週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は川島信二騎手（4戦1勝）。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のセルフリスペクトをクビ差振り切って優勝

3月4日、中2週で迎えた8戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（阪神ダート1800m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、5着に終わった。

8月26日、約6か月の休養明けで迎えた9戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず7着に敗れた。

9月24日、中3週で迎えた10戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、タガノシャンハイにクビ差交わされて2着に惜敗した。

10月14日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

10月29日、中1週で迎えた12戦目は、A.スボリッチ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の土湯温泉特別（福島ダート1700m 曇/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたマイネルトイフェル決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

5歳（2007年）

6月20日、約8か月の休養明けで迎えた13戦目は、名古屋チャレンジカップヴァルカン賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は川島信二騎手（5戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るジョウノナンシーを圧倒的な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

7月7日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上1000万下の加古川特別（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島信二騎手（6戦3勝）。15頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は力尽きて12着に終わった。

7月22日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上1000万下の天草特別（小倉ダート1700m 小雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で川島信二騎手（7戦3勝）。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、3着を確保した。

11月4日、約3か月半の休み明けで迎えた16戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下のtvk賞（東京ダート1600m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。端をきり、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり8着に終わった。

11月29日、中3週で迎えた17戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、’07メトロポリタンノベンバーカップ（大井ダート1800m 曇/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

12月16日、中1週で迎えた18戦目は、北村浩平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の香嵐渓特別（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。先手を取り、少し遅いペースで一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では余力が残っておらず14着に敗れた。

6歳（2008年）

2月2日、中6週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の和布刈特別（小倉ダート1700m 小雨/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は川島信二騎手（8戦3勝）。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいいところがなく6着に終わった。

3月1日、中3週で迎えた20戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。15頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。最後は脚を失くしてしまい11着に終わった。

3月23日、中2週で迎えた21戦目は、的場勇人騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の尾頭橋特別（中京芝1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり15着に終わった。

4月5日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は川島信二騎手（9戦3勝）。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では決め手に欠いて10着に終わった。

10月2日、約6か月の休み明けで迎えた23戦目は、安原勝久騎手を鞍上に迎えて、3歳以上A1一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では自慢の末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のアザレアボーイに2馬身の差をつけて久しぶりの実戦をモノにした。

10月15日、中1週で迎えた24戦目は、3歳以上A1一（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で安原勝久騎手（1戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして、最後は2着のボールドグレインをクビ差振り切って制した。

11月4日、中2週で迎えた25戦目は、3歳以上（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安原勝久騎手（2戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

12月4日、中3週で迎えた26戦目は、地方重賞の園田金盃（園田ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で安原勝久騎手（3戦2勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。

12月24日、中2週で迎えた27戦目は、武田尾温泉マルキ旅館特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で安原勝久騎手（4戦2勝）。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバテてしまい6着に敗れた。

7歳（2009年）

4月22日、約4か月の休養明けで迎えた28戦目は、猪名川特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で安原勝久騎手（5戦2勝）。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びを欠き9着に終わった。

5月7日、中1週で迎えた29戦目は、リフレッシュパーク市川特別（園田ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で安原勝久騎手（6戦2勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に終わった。

5月21日、中1週で迎えた30戦目は、姫路さぎ草特別（姫路ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で安原勝久騎手（7戦2勝）。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

7月8日、中6週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた31戦目は、揖保川特別（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で安原勝久騎手（8戦2勝）。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。最後は失速してしまい11着に終わった。

7月29日、中2週で馬体重を前走から13kg絞って迎えた32戦目は、3歳以上A1（園田ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は10戦連続で安原勝久騎手（9戦2勝）。5頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり3着に終わった。

8月26日、中3週で迎えた33戦目は、小野ひまわり特別（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で安原勝久騎手（10戦2勝）。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は力尽きて8着に終わった。

9月17日、中2週で迎えた34戦目は、ヴィズミック特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で安原勝久騎手（11戦2勝）。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

10月14日、中3週で迎えた35戦目は、兵庫米特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で安原勝久騎手（12戦2勝）。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びを欠き9着に終わった。

8歳（2010年）

3月24日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から19kg増やして迎えた36戦目は、渡瀬和幸騎手を鞍上に迎えて、コベルコ教習所杯（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。

4月7日、中1週で迎えた37戦目は、4歳以上A2一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡瀬和幸騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。

10月12日、約6か月半の休み明けで迎えた38戦目は、杉浦健太騎手を鞍上に迎えて、姫路カシの木特別（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

10月26日、中1週で迎えた39戦目は、3歳以上B1（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で杉浦健太騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

11月11日、中1週で迎えた40戦目は、田野豊三騎手を鞍上に迎えて、やつで賞（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に終わった。

12月7日、中3週で迎えた41戦目は、3歳以上B2（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田野豊三騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では伸びを欠き7着に終わった。

12月22日、中1週で迎えた42戦目は、3歳以上B2（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で田野豊三騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では全く伸びず7着に終わった。

9歳（2011年）

1月20日、中3週で迎えた43戦目は、4歳以上B2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は杉浦健太騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。最後はバタバタになってしまい10着に終わった。