ボールドグレイン（2004年生、母ドラールオウカン）

ボールドグレイン（2004年4月3日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のトーホウエンペラー（当時8歳）と交配したドラールオウカンが17歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者は（有）フラット牧場。戦績は、地方43戦18勝2着5回。2008年の兵庫クイーンカップ(牝地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

曽和直栄厩舎（園田）へ入厩。

3歳（2007年）

4月17日、デビュー戦は松本幸祐騎手を鞍上に据えて、3歳F6二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は435kg。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

4月30日、中1週で迎えた2戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、3歳F5三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るヤマタカリューをクビ差だけ差し切って初白星を挙げた。

5月23日、中2週で迎えた3戦目は、3歳F5二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（1戦1勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

6月6日、中1週で迎えた4戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、3歳F5二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

6月20日、中1週で迎えた5戦目は、3歳F5二（姫路ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は川原正一騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のエイダイブライアンに2馬身の差をつけて制した。

7月5日、中1週で迎えた6戦目は、3歳F3二（姫路ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（3戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のパレスマドンナに1馬身半の差をつけて断然の支持に応えた。

8月1日、中3週で迎えた7戦目は、3歳F2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川原正一騎手（4戦3勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして、最後は2着のソレイユビコーを半馬身振り切って1着ゴールを果たした。

9月27日、中7週で迎えた8戦目は、3歳以上C7三（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で川原正一騎手（5戦4勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では全く伸びず6着に敗れた。

10月11日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上C7一（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で川原正一騎手（6戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のツインフィールズに1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

11月1日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上C3二（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で川原正一騎手（7戦5勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

12月4日、中4週で迎えた11戦目は、3歳以上C4一（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で川原正一騎手（8戦5勝）。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

12月13日、連闘で迎えた12戦目は、3歳以上C3二（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は8戦連続で川原正一騎手（9戦5勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るスリースノーグラスを交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて6勝目をマークした。

4歳（2008年）

1月1日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上C1一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で川原正一騎手（10戦6勝）。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、伸びてきたゲイリーミニスター決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

1月24日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上B3二（園田ダート1230m 曇/不良）に出走。鞍上は10戦連続で川原正一騎手（11戦6勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、抜け出したシークカードを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

2月13日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上B3二（園田ダート1230m 曇/不良）に出走。鞍上は11戦連続で川原正一騎手（12戦6勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

3月11日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた16戦目は、毎日牛乳特別（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で川原正一騎手（13戦6勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4月2日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上B3二（園田ダート1230m 晴/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で川原正一騎手（14戦6勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るアマトリーチェを3/4馬身差し切って7勝目を掴み取った。

5月1日、中3週で迎えた18戦目は、4歳以上B1一（園田ダート1230m 曇/良）に出走。鞍上は14戦連続で川原正一騎手（15戦7勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のマイネルバンクールに1馬身の差をつけて8勝目を掴み取った。

5月22日、中2週で迎えた19戦目は、サントリーザ・プレミアム・モルツカップ（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で川原正一騎手（16戦8勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のサクラマーメイドを半馬身振り切って優勝

6月24日、中4週で迎えた20戦目は、3歳以上A3二（姫路ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は16戦連続で川原正一騎手（17戦9勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて難なく抜け出し、最後は2着のニシノダカーポに3馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

7月23日、中3週で迎えた21戦目は、3歳以上A2二（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は17戦連続で川原正一騎手（18戦10勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一歩一歩着実に差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のコパケンサンバをクビ差振り切って怒涛の5連勝を決めた。

8月21日、中3週で迎えた22戦目は、やぶ特別（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は18戦連続で川原正一騎手（19戦11勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のタイガーコールを3/4馬身振り切って獅子奮迅の6連勝を決めた。

9月18日、中3週で迎えた23戦目は、ほととぎす賞（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は19戦連続で川原正一騎手（20戦12勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のサンペールウルトラをクビ差振り切って圧巻の7連勝を決めた。

10月15日、中3週で迎えた24戦目は、3歳以上A1一（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は20戦連続で川原正一騎手（21戦13勝）。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、抜け出したアンクルピースを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

11月3日、中2週で迎えた25戦目は、牝馬限定地方重賞の兵庫クイーンカップ（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は21戦連続で川原正一騎手（22戦13勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で猛進したが、伸びてきたキーポケット決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

11月27日、中2週で迎えた26戦目は、3歳以上A1一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は22戦連続で川原正一騎手（23戦13勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で急追したが、勝ったサンペールウルトラに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

12月11日、中1週で迎えた27戦目は、3歳以上A1一（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は23戦連続で川原正一騎手（24戦13勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のトサノデザートをハナ差振り切って断然人気に応えた。

5歳（2009年）

1月3日、中2週で迎えた28戦目は、ハンデ地方重賞の新春賞（園田ダート1870m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は24戦連続で川原正一騎手（25戦14勝）。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

3月27日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた29戦目は、スプリングウインド（園田ダート1700m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は25戦連続で川原正一騎手（26戦14勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のユーガットテーストをクビ差振り切って勝利数を15に伸ばす

5月5日、中5週で迎えた30戦目は、地方重賞の兵庫大賞典（園田ダート2400m 雨/良）に出走。鞍上は26戦連続で川原正一騎手（27戦15勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚に勢いがなく7着に終わった。

6月10日、中4週で迎えた31戦目は、ひめじ広峰特別（姫路ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は27戦連続で川原正一騎手（28戦15勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に敗れた。

7月22日、中5週で迎えた32戦目は、牝馬限定地方重賞の兵庫サマークイーン賞（園田ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は28戦連続で川原正一騎手（29戦15勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず6着に敗れた。

8月5日、中1週で迎えた33戦目は、デカンショ特別（園田ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は29戦連続で川原正一騎手（30戦15勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のミラクルタイザンを3/4馬身振り切ってファンの期待に応えた。

9月3日、中3週で迎えた34戦目は、牝馬限定の3歳以上A1 A2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は30戦連続で川原正一騎手（31戦16勝）。5頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のゴールドコレクターを3/4馬身振り切って断然の支持に応えた。

10月1日、中3週で迎えた35戦目は、「近江米」特別（園田ダート1870m 晴/稍重）に出走。鞍上は31戦連続で川原正一騎手（32戦17勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて、最後は2着のハスフェルをハナ差振り切って先頭ゴールを果たした。

10月29日、中3週で迎えた36戦目は、3歳以上A1（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は32戦連続で川原正一騎手（33戦18勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいい脚を見せられず4着に敗れた。

11月19日、中2週で迎えた37戦目は、牝馬限定地方重賞の兵庫クイーンカップ（園田ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は33戦連続で川原正一騎手（34戦18勝）。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず9着に終わった。

12月9日、中2週で迎えた38戦目は、「近江しゃも」特別（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は34戦連続で川原正一騎手（35戦18勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り10着に敗れた。

6歳（2010年）

1月14日、中4週で迎えた39戦目は、4歳以上A1（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は35戦連続で川原正一騎手（36戦18勝）。7頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

2月10日、中3週で迎えた40戦目は、山口シネマ賞（園田ダート1870m 曇/稍重）に出走。鞍上は36戦連続で川原正一騎手（37戦18勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。

5月11日、約3か月の休み明けで迎えた41戦目は、丹波茶特別（園田ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は37戦連続で川原正一騎手（38戦18勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい4着に終わった。

6月9日、中3週で迎えた42戦目は、リフレッシュパーク市川特別（姫路ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は38戦連続で川原正一騎手（39戦18勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に敗れた。

6月30日、中2週で迎えた43戦目は、たんたん温泉福寿の湯特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は39戦連続で川原正一騎手（40戦18勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず4着に終わった。