トーホウジャッカル（2011年生、母トーホウガイア）

トーホウジャッカル（2011年3月11日）は、日本の競走馬、種牡馬。馬名の意味は「冠名＋ジャッカル」。毛色は栗毛。種牡馬のスペシャルウィーク（当時16歳）と交配したトーホウガイアが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は竹島幸治。戦績は、中央平地13戦3勝2着1回。2014年の菊花賞(G1)に勝利した他、2015年の宝塚記念(G1)で4着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

谷潔厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2014年）

5月31日、デビュー戦は酒井学騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は500kg。18頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず10着に終わった。

6月22日、中2週で迎えた2戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 雨/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に敗れた。

7月12日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、3歳未勝利（中京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は酒井学騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のフラッシュバイオをハナ差振り切って初白星を挙げた。

8月3日、中2週で迎えた4戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1800m 小雨/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（2戦1勝）。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のラブラバードに1馬身1/4の差をつけて2勝目を手中に収めた。

9月6日、中4週で迎えた5戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の玄海特別（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で酒井学騎手（3戦2勝）。13頭立ての3番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、抜け出したエーシンマックスにクビ差届かず2着に惜敗した。

9月28日、中2週で迎えた6戦目は、3歳G2の神戸新聞杯（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で酒井学騎手（4戦2勝）。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では電光石火の末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

10月26日、中3週で迎えた7戦目は、3歳G1の菊花賞（京都芝3000m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で酒井学騎手（5戦2勝）。18頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では鬼脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のサウンズオブアースを半馬身振り切って最後の一冠を射止めた。

4歳（2015年）

6月28日、約8か月の休み明けで迎えた8戦目は、G1の宝塚記念（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で酒井学騎手（6戦3勝）。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着に入った。

8月23日、中7週で迎えた9戦目は、G2の札幌記念（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で酒井学騎手（7戦3勝）。15頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

5歳（2016年）

3月20日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた10戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、G2の阪神大賞典（阪神芝3000m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

5月1日、中5週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた11戦目は、G1の天皇賞（春）（京都芝3200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は酒井学騎手（8戦3勝）。18頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。

6月26日、中7週で迎えた12戦目は、G1の宝塚記念（阪神芝2200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（9戦3勝）。17頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず15着に敗れた。

12月3日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた13戦目は、G2の金鯱賞（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で酒井学騎手（10戦3勝）。13頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚がパッとせず11着に敗れた。