第75回 菊花賞 (G1)

レース展開

サングラスが全馬を率いる形、その直後に続くマイネルフロストとシャンパーニュ

サングラスが果敢に端をきり、後続との差を1馬身ほど保って馬群を先導。2番手にマイネルフロストとシャンパーニュが並ぶ。続いて、トゥザワールドが4番手の絶好位につける。先団後ろのポジションに付けたのはトーホウジャッカルとゴールドアクター。その1馬身後ろ、ワンアンドオンリーは中団やや前。ハギノハイブリッドは中団馬群の真ん中付近を追走。ワールドインパクトは中団後方の位置。その後ろ、サウンズオブアースとタガノグランパが10番手。そのあと、トーセンスターダムとヴォルシェーブが12番手。少し差があって、ショウナンラグーンは後方5番手に控えて前方各馬の動きを静観。メイショウスミトモは後方4番手に控えて機を待つ。後方2番手の位置で力をタメるのはサトノアラジンとミヤビジャスパー。少し離れた最後方にアドマイヤランディがいる隊列で最初のコーナーを通過。

菊花賞、トーホウジャッカルが鮮やかな取り口で最後の一冠を射止める

先頭はシャンパーニュでリードは1馬身。2番手にマイネルフロストとトーホウジャッカルが続く。その直後、サウンズオブアースとトゥザワールドが4番手。1馬身離れて、ゴールドアクターとワンアンドオンリーが6番手。このような先行勢の隊列で、最終コーナーを通過した。

直線コースに入って、2番手にいたトーホウジャッカルが鬼脚を爆発させて先頭に立ち、最後は懸命に食らいつくサウンズオブアースを半馬身退けてトップでゴールインした。2着のサウンズオブアースから3馬身半差の3着には、先行勢の後ろの位置からゴールまでじわりじわりと伸びたゴールドアクターが入った。そこから3/4馬身遅れた4着には、中団で直線を迎えたタガノグランパが入線、さらにクビ差の5着には、中団後方にいたショウナンラグーンが食い込み、さらにそこから半馬身差の6着にはサトノアラジンが入った。1番人気のワンアンドオンリーは先行勢の後ろにいたが見せ場なく9着に敗れた。2番人気のトゥザワールドは好位にいたが最後一杯になって16着に敗れた。