タグロックスター（2002年生、母ミナミノブレーヴ）

タグロックスター（2002年4月5日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋人に影響を与えるほどのスターになってほしい」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のジェリ（当時10歳）と交配したミナミノブレーヴが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者は六角久美子。戦績は、中央平地2戦0勝2着1回、地方9戦5勝2着1回。

経歴

デビュー前

1歳のとき、六角牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」と「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。

坂本勝美厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2005年）

6月19日、デビュー戦は鹿戸雄一騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（福島ダート1150m 晴/良）に出走。馬体重は484kg。15頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず7着に終わった。

8月7日、中6週で迎えた2戦目は、塚田祥雄騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての2番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではスパッとキレる脚で猛進したが、ライモンに交わされて1馬身3/4差の2着に敗北した。

6歳（2008年）

1月13日、約29か月半の休養明けで馬体重を前走から23kg増やして迎えた3戦目は、伊藤千尋騎手を鞍上に迎えて、一般E9（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のハマノハッピーに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

2月16日、中4週で迎えた4戦目は、西山裕貴騎手を鞍上に迎えて、キュウリに粘着板特別（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のイケノグレイスを3/4馬身振り切って2勝目を収める

3月1日、中1週で迎えた5戦目は、一般E6（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で西山裕貴騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、スイートピピンにクビ差交わされて2着に甘んじた。

3月15日、中1週で迎えた6戦目は、畜産ふれあい体験特別（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で西山裕貴騎手（2戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のシロキタトップガンに1馬身半の差をつけて圧倒的支持に応えた。

4月6日、中2週で迎えた7戦目は、中西達也騎手を鞍上に迎えて、一般E5（高知ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のジェニーサンサンを半馬身振り切って4勝目を手中に収めた。

4月26日、中2週で迎えた8戦目は、一般E3（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で中西達也騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

5月24日、中3週で迎えた9戦目は、一般E3（高知ダート1300m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で中西達也騎手（2戦1勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のダイワグリーズを3/4馬身振り切って断トツ人気に応えた。

7月20日、中7週で迎えた10戦目は、西川敏弘騎手を鞍上に迎えて、オーシャン特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

8月17日、中3週で迎えた11戦目は、カイヨウヒート特別（高知ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は中西達也騎手（3戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。