リバティアイランド（2003年生、母イーストリバー）

リバティアイランド（2003年3月21日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「自由の島」。毛色は栗毛。種牡馬のリンドシェーバー（当時15歳）と交配したイーストリバーが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は熊谷武。戦績は、中央平地7戦0勝、中央障害1戦0勝、地方28戦5勝2着6回。主な勝ち鞍は2006年のツインベスト特別。

経歴

デビュー前

1歳のとき、藤坂秋雄から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、藤坂秋雄から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、山上和良によって210万円で落札された。

和田正道厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2005年）

12月11日、デビュー戦は穂苅寿彦騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は528kg。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に敗れた。

3歳（2006年）

1月8日、中3週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で穂苅寿彦騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走したが、4着に終わった。

1月31日、中2週で迎えた3戦目は、3歳戦のフォーチュネイト紅梅特別（大井ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で穂苅寿彦騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見事な伸び脚で追い上げたが、勝ったキョウエイジェイドに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

2月18日、中2週で迎えた4戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず13着に敗れた。

4月22日、中8週で迎えた5戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1150m 晴/重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず14着に敗れた。

5月30日、中4週で迎えた6戦目は、3歳戦のツインベスト特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では鋭く末脚を伸ばして、最後は2着のエアサシカイアを3/4馬身振り切って初白星を挙げた。

7月16日、中6週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた7戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は穂苅寿彦騎手（3戦0勝）。15頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く15着に終わった。

10月10日、約3か月の間隔を開けて迎えた8戦目は、マルチグレート特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（2戦1勝）。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場を作れず11着に終わった。

11月5日、中3週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は穂苅寿彦騎手（4戦0勝）。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず16着に終わった。

11月19日、中1週で迎えた10戦目は、小林慎一郎騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 小雨）に出走。14頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。14着に終わった。

12月9日、中2週で迎えた11戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1000m 小雨/稍重）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず16着に終わった。

4歳（2007年）

1月23日、中5週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた12戦目は、松浦聡志騎手を鞍上に迎えて、4歳以上A3二（園田ダート1230m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

2月7日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上A2二（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松浦聡志騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず5着に敗れた。

2月28日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上A3二（園田ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で松浦聡志騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

3月14日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上A2二（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松浦聡志騎手（3戦0勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したキングスランソンを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着となった。

4月10日、中3週で迎えた16戦目は、フラワーセンター特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で松浦聡志騎手（4戦0勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のディグニティバイオに1馬身の差をつけて2勝目をマークした。

5月4日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上A1一（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で松浦聡志騎手（5戦1勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚に勢いがなく9着に敗れた。

10月16日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた18戦目は、清家義徳騎手を鞍上に迎えて、子馬座特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では末脚が冴えず11着に敗れた。

10月26日、中0週で迎えた19戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、第4戦シルバーブーツ賞（名古屋ダート1600m 雨/不良）に出走。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では見せ場を作れず12着に終わった。

11月14日、中2週で迎えた20戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、一般B2（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に終わった。

11月30日、中1週で迎えた21戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、一般B2（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず5着に終わった。

12月24日、中2週で迎えた22戦目は、オリオン座特別（名古屋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は清家義徳騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。

5歳（2008年）

1月4日、中1週で迎えた23戦目は、竹下太騎手を鞍上に迎えて、名古屋LJケンタウロスカップ（名古屋ダート1800m 晴/稍重）に出走。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛進したが、勝ったサントアドヴァンスにねじ伏せられて2馬身差の2着となった。

1月13日、連闘で迎えた24戦目は、一般B2（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は清家義徳騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、伸びてきたオペラシホウ決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

1月27日、中1週で迎えた25戦目は、一般B2（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で清家義徳騎手（3戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のマイネルイディオスに1馬身の差をつけて3勝目をつかんだ。

2月3日、連闘で迎えた26戦目は、水瓶座特別（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で清家義徳騎手（4戦1勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では見せ場なく4着に敗れた。

2月17日、中1週で迎えた27戦目は、こいぬ座特別（名古屋ダート1900m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で清家義徳騎手（5戦1勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に終わった。

3月3日、中1週で迎えた28戦目は、一般B2（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で清家義徳騎手（6戦1勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせて、最後は2着のバクシンテンニョをクビ差振り切って4勝目をマークした。

3月24日、中2週で迎えた29戦目は、牡羊座特別（名古屋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で清家義徳騎手（7戦2勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見所を作れず9着に敗れた。

4月8日、中1週で迎えた30戦目は、こぐま座特別（名古屋ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で清家義徳騎手（8戦2勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

4月15日、連闘で迎えた31戦目は、牡牛座特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で清家義徳騎手（9戦2勝）。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚が冴えず5着に終わった。

4月29日、中1週で迎えた32戦目は、おおぐま座特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で清家義徳騎手（10戦2勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のゲイリーアイトーンをクビ差振り切って5勝目を手中に収めた。

5月20日、中2週で迎えた33戦目は、双子座特別（名古屋ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で清家義徳騎手（11戦3勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はバタバタになってしまい9着に終わった。

12月6日、約6か月半の休み明けで迎えた34戦目は、佐原秀泰騎手を鞍上に迎えて、セントポーリア特別（福山ダート1600m 晴/重）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったキクノカミカゼからクビ差の2着に甘んじた。

12月20日、中1週で迎えた35戦目は、ゆず特別（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐原秀泰騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったナムラマッハから半馬身差の2着となった。

6歳（2009年）

1月17日、中3週で迎えた36戦目は、福寿草特別（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐原秀泰騎手（2戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。8着に敗れた。