エイシンケプラー（2020年生、母エイシンコクーン）

エイシンケプラー（2020年1月29日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+ケプラーの法則より」。毛色は青鹿毛。種牡馬のエイシンヒカリ（当時9歳）と交配したエイシンコクーンが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は栄進牧場。2022年の南部駒賞(地方重賞)に勝利した他、2022年の南部駒賞(M1)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

松本隆宏厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2022年）

6月1日、デビュー戦は山本咲希到騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1100m 晴/不良）に出走。馬体重は492kg。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のコンチトーホクに1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

6月28日、中3週で迎えた2戦目は、2歳地方重賞の栄冠賞（門別ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山本咲希到騎手（1戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

7月27日、中3週で迎えた3戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ3（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山本咲希到騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

8月11日、中1週で迎えた4戦目は、2歳オープンのターフチャレンジ2（門別ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で山本咲希到騎手（3戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい7着に敗れた。

9月14日、中4週で迎えた5戦目は、2歳（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山本咲希到騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のエムオーチロに1馬身半の差をつけて勝利をモノにする

9月27日、中1週で迎えた6戦目は、2歳オープンのクンツァイト特別（門別ダート1600m 内回り晴/稍重）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は6戦連続で山本咲希到騎手（5戦2勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、リアルミーにクビ差交わされて2着に惜敗した。

10月16日、中2週で迎えた7戦目は、2歳M1の南部駒賞（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で山本咲希到騎手（6戦2勝）。6頭立ての2番人気で5番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のナイトオブバンドに1馬身3/4の差をつけて勝利をモノにする

11月3日、中2週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた8戦目は、2歳M1のジュニアグランプリ（盛岡芝1600m 小雨/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は8戦連続で山本咲希到騎手（7戦3勝）。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では決め手が足りず、5着に終わった。

3歳（2023年）

12月2日、約13か月の休養明けで馬体重を前走から13kg戻して迎えた9戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい15着に終わった。

12月16日、中1週で迎えた10戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの舞浜特別（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天資のガッツでゴールまで力戦し、3着に入り込んだ。

4歳（2024年）

1月7日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 曇/良）に58kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

7月7日、約6か月の休み明けで迎えた12戦目は、3歳以上2勝クラスの彦星賞（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で津村明秀騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。端を奪い、少々速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい11着に敗れた。

10月14日、約3か月半の休み明けで迎えた13戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（東京芝1600m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、非常に遅いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り12着に終わった。

11月3日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上2勝クラス（東京ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は荻野極騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。競走中止となった。