カインドティンバー（1997年生、母フォートルーラヴ）

カインドティンバー（1997年3月25日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のティンバーカントリー（当時5歳）と交配したフォートルーラヴが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は（有）社台コーポレーション白老ファーム。戦績は、中央平地15戦0勝2着2回、中央障害11戦1勝2着3回、地方6戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2003年の障害4歳以上未勝利。

経歴

デビュー前

社台サラブレッドクラブにて総額2,400万円（60万×40口）で一口馬主が募集された。

和田正道厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1999年）

11月7日、デビュー戦は岩部純二騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（福島芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は476kg。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に敗れた。

11月21日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩部純二騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

3歳（2000年）

1月6日、中6週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、穂苅寿彦騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に終わった。

1月15日、連闘で迎えた4戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 曇/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で穂苅寿彦騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

1月25日、中0週で迎えた5戦目は、3歳戦のマルチフレンド特別（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で穂苅寿彦騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のリキサンバラクをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

3月5日、中5週で迎えた6戦目は、4歳500万下（中山ダート1800m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で穂苅寿彦騎手（3戦1勝）。15頭立ての15番人気で大外15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい13着に終わった。

3月18日、中1週で迎えた7戦目は、柴田未崎騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。14頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず10着に終わった。

4月9日、中2週で迎えた8戦目は、野崎孝仁騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（中山ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には届かず8着に終わった。

4月29日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、4歳500万下のたけのこ賞（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は柴田未崎騎手（1戦0勝）。13頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

6月3日、中4週で迎えた10戦目は、飯田祐史騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のなでしこ賞（中京ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

7月8日、中4週で迎えた11戦目は、4歳500万下の露草賞（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で飯田祐史騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に敗れた。

8月24日、中6週で迎えた12戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、オーガスト特別（高崎ダート1500m 晴/重）に56kgの斤量を背負って出走。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。4着に終わった。

9月17日、中2週で迎えた13戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 曇）に出走。鞍上は穂苅寿彦騎手（4戦1勝）。7頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。3着に終わった。

4歳（2001年）

5月30日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた14戦目は、創成川特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で穂苅寿彦騎手（5戦1勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のゲイリーグレシャスに1馬身半の差をつけて休養明けの一戦をモノにした。

11月18日、約5か月半の休み明けで迎えた15戦目は、3歳以上500万下（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は後藤浩輝騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。先頭に立ち、非常に遅いペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり13着に終わった。

11月27日、連闘で迎えた16戦目は、ノーベンバースター賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は穂苅寿彦騎手（6戦2勝）。14頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったピットインから1馬身差の2着となった。

12月16日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で穂苅寿彦騎手（7戦2勝）。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。最後は脚を失くしてしまい9着に敗れた。

5歳（2002年）

1月20日、中4週で迎えた18戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。14頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、抜け出したラガーインチーフを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着となった。

2月27日、中4週で迎えた19戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、フレンドリーレイン特別（船橋ダート1700m 曇/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では卓抜な伸び脚で猛追したが、勝ったジーナフォンテンに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

3月9日、中0週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた20戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は穂苅寿彦騎手（8戦2勝）。15頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったシーアドニスに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

6月22日、約3か月半の休養明けで迎えた21戦目は、3歳以上500万下の三陸特別（福島ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で穂苅寿彦騎手（9戦2勝）。13頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に敗れた。

8月11日、中6週で迎えた22戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で穂苅寿彦騎手（10戦2勝）。13頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。4着に終わった。

8月25日、中1週で迎えた23戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で穂苅寿彦騎手（11戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。7着に敗れた。

6歳（2003年）

2月1日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた24戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は5戦連続で穂苅寿彦騎手（12戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、2着のエムテスカイに1馬身の差をつけて久方ぶりの実戦を物にした。

2月15日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた25戦目は、淀ジャンプステークス（京都障害芝→ダート3790m 晴）に出走。鞍上は6戦連続で穂苅寿彦騎手（13戦3勝）。14頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。9着に終わった。

3月8日、中2週で迎えた26戦目は、障害4歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。鞍上は7戦連続で穂苅寿彦騎手（14戦3勝）。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。4着を確保した。

4月12日、中4週で迎えた27戦目は、障害4歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 曇）に出走。鞍上は8戦連続で穂苅寿彦騎手（15戦3勝）。14頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったブランディスから4馬身差の2着となった。

5月3日、中2週で迎えた28戦目は、障害4歳以上オープン（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は9戦連続で穂苅寿彦騎手（16戦3勝）。14頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。10着に敗れた。

10月21日、約5か月半の休養明けで迎えた29戦目は、羽黒山特別（上山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で穂苅寿彦騎手（17戦3勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。最後は、2着のセイウンリンクスに8馬身の差をつけて久方ぶりの実戦を物にした。

7歳（2004年）

1月18日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から13kg増やして迎えた30戦目は、中山新春ジャンプステークス（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。鞍上は11戦連続で穂苅寿彦騎手（18戦4勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。4着に終わった。

3月6日、中6週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた31戦目は、沢昭典騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったフサイチジハードからクビ差の2着に惜敗した。

4月10日、中4週で迎えた32戦目は、障害4歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。鞍上は穂苅寿彦騎手（19戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったキタサンオウドウからクビ差の2着に甘んじた。