オンワードルー（1983年生、母オンワードパール）

オンワードルー（1983年4月19日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のハードツービート（当時14歳）と交配したオンワードパールが19歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（株）オンワード牧場。戦績は、中央平地16戦3勝、中央障害6戦3勝2着1回。1986年のラジオたんぱ賞(G3)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

橋本輝雄厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1986年）

1月6日、デビュー戦は4歳新馬（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。馬体重は500kg。鞍上は根本康広騎手。15頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のメジロアルプスに1馬身1/4の差をつけてトップでゴールを駆け抜けた。

1月19日、4歳400万下の白梅賞（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で根本康広騎手。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るベルベットグローブを豪脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて勝利した。

5月4日、3歳G2のNHK杯（東京芝2000m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で根本康広騎手。18頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に敗れた。

5月25日、3歳G1の日本ダービー（東京優駿）（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で根本康広騎手。23頭立ての15番人気で18番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、21番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを16番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。

6月22日、3歳G3のラジオたんぱ賞（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で根本康広騎手。13頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、3着に入った。

8月3日、4歳以上900万下（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で根本康広騎手。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず5着に敗れた。

8月16日、4歳以上900万下の駒場特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で根本康広騎手。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

8月30日、4歳以上900万下のHTB賞（函館芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で根本康広騎手。6頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず4着に敗れた。

9月21日、ハンデ戦で4歳以上900万下の大沼ステークス（函館芝2000m 雨/不良）に出走。鞍上は9戦連続で根本康広騎手。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず4着に敗れた。

10月19日、4歳以上900万下の晩秋特別（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で根本康広騎手。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線に入ると、前で粘るグレンシラオキを豪快な末脚でクビ差だけ差し切って勝利をモノにした。

11月29日、ハンデ戦で4歳以上1400万下の市川ステークス（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で根本康広騎手。13頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に終わった。

4歳（1987年）

4月19日、5歳以上1400万下の春風賞（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で根本康広騎手。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

5月2日、5歳以上1400万下の高尾特別（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は13戦連続で根本康広騎手。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では決め手に欠いて6着に敗れた。

5月17日、5歳以上1400万下の秩父特別（東京芝2400m 小雨/重）に出走。鞍上は14戦連続で根本康広騎手。6頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では目立つような脚を使えず5着に終わった。

6月13日、4歳以上900万下の白樺賞（札幌ダート2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は15戦連続で根本康広騎手。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。

7月5日、4歳以上900万下の大倉山特別（札幌ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で根本康広騎手。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に敗れた。

5歳（1988年）

1月23日、障害5歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 曇）に出走。鞍上は三浦堅治騎手。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったオキノトモヅナから1馬身半差の2着となった。

2月7日、障害5歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で三浦堅治騎手。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。4着に終わった。

2月29日、障害5歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 曇）に出走。鞍上は3戦連続で三浦堅治騎手。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。最後は、2着のノースシャトルに7馬身の差をつけてトップでゴールに飛び込んだ。

6歳（1989年）

5月14日、障害5歳以上400万下（東京障害芝→ダート3300m 曇）に出走。鞍上は4戦連続で三浦堅治騎手。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。最後は、2着のファンタスチックに約10馬身の大差をつけてトップでゴールに入った。

6月4日、障害4歳以上オープン（東京障害芝→ダート3300m 晴）に出走。鞍上は栗原洋一騎手。13頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。7着に敗れた。

9月17日、障害4歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で栗原洋一騎手。5頭立ての2番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のアクティブダイナに約16馬身の大差をつけて勝利を掴み取った。