カナディアンレディ（1986年生、母エリカスポート）

カナディアンレディ（1986年4月6日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のノーザンテースト（当時15歳）と交配したエリカスポートが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地35戦4勝2着3回。主な勝ち鞍は1990年の4歳以上900万下。

経歴

デビュー前

本郷一彦厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1988年）

10月15日、デビュー戦は菅原泰夫騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は436kg。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場を作れず4着に敗れた。

10月30日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（東京ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で菅原泰夫騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を見せたが、勝ったイッツワンダフルにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

11月19日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で菅原泰夫騎手（2戦0勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の力で粘り続けて、最後は2着のターボボーイに1馬身1/4の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

3歳（1989年）

4月8日、約4か月半の休養明けで迎えた4戦目は、4歳400万下（中山芝1200m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で菅原泰夫騎手（3戦1勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に終わった。

4月22日、中1週で迎えた5戦目は、4歳400万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で菅原泰夫騎手（4戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい8着に敗れた。

5月14日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳400万下（東京ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で菅原泰夫騎手（5戦1勝）。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。

6月18日、中4週で迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳400万下（新潟ダート1200m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は7戦連続で菅原泰夫騎手（6戦1勝）。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場なく5着に終わった。

7月8日、中2週で迎えた8戦目は、4歳400万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で菅原泰夫騎手（7戦1勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るヤマブキを自慢の末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて制した。

8月12日、中4週で迎えた9戦目は、原昌久騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の月岡特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての14番人気で大外17番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では脚が上がってしまい15着に終わった。

9月2日、中2週で迎えた10戦目は、藤原英幸騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の三国特別（新潟芝1200m 雨/不良）に50kgの軽斤量で出走。15頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず12着に終わった。

9月24日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上900万下の利根川特別（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は原昌久騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。最後はタレてしまい8着に終わった。

4歳（1990年）

4月15日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は菅原泰夫騎手（8戦2勝）。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では末脚を伸ばせず14着に終わった。

5月4日、中2週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた13戦目は、5歳以上900万下の清里特別（東京ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で菅原泰夫騎手（9戦2勝）。14頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではいいところがなく14着に終わった。

5月20日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた14戦目は、高橋明騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（東京芝1400m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。14頭立ての14番人気で大外14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘し、5着を確保した。

6月10日、中2週で迎えた15戦目は、鹿戸雄一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の石狩特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に敗れた。

6月24日、中1週で迎えた16戦目は、的場均騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では徐々に前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のメイショウハートを半馬身振り切って優勝

7月14日、中2週で迎えた17戦目は、坂本勝美騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の室蘭特別（札幌ダート1000m 曇/稍重）に出走。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではいいところがなく7着に終わった。

7月29日、中1週で迎えた18戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（札幌ダート1000m 晴/稍重）に出走。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るハスキーハニーを上がり3位の末脚でアタマ差だけ差し切って勝利を手中に収めた。

9月22日、中7週で迎えた19戦目は、田面木博公騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の利根川特別（中山ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では速い脚を使えず9着に敗れた。

10月6日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上900万下の錦秋特別（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は的場均騎手（1戦1勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、ケイブライトに交わされて3馬身半差の2着となった。

10月21日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上900万下（東京ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は高橋明騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が悪くなり9着に敗れた。

12月16日、中7週で迎えた22戦目は、4歳以上900万下の千葉テレビ杯（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は的場均騎手（2戦1勝）。13頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて9着に終わった。

5歳（1991年）

1月12日、中3週で迎えた23戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下の初茜賞（中山ダート1200m 小雨/良）に出走。鞍上は小野次郎騎手（1戦1勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は減速してしまい9着に終わった。

1月19日、連闘で迎えた24戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の若水賞（中山ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は的場均騎手（3戦1勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて9着に終わった。

2月9日、中2週で迎えた25戦目は、柴田政人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上900万下の中津川特別（東京ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。主導権を奪い、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では詰めが甘くなり、5着に終わった。

2月23日、中1週で迎えた26戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は田面木博公騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、抜け出したウイルサラゼンに半馬身届かず2着となった。

3月10日、中1週で迎えた27戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田面木博公騎手（2戦0勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に敗れた。

6月22日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた28戦目は、東信二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の藻岩山特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は失速してしまい10着に終わった。

7月6日、中1週で迎えた29戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のオホーツクハンデキャップ（札幌ダート1000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で東信二騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に敗れた。

7月20日、中1週で迎えた30戦目は、木藤隆行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の室蘭特別（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

7月28日、連闘で迎えた31戦目は、4歳以上900万下の層雲峡特別（札幌ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で木藤隆行騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に終わった。

9月22日、中7週で迎えた32戦目は、4歳以上900万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は田面木博公騎手（3戦0勝）。13頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず11着に終わった。

10月6日、中1週で迎えた33戦目は、4歳以上900万下（東京ダート1700m 小雨/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は高橋明騎手（2戦0勝）。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが劣勢になり8着に終わった。

10月26日、中2週で迎えた34戦目は、4歳以上900万下（東京ダート1200m 曇/重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で高橋明騎手（3戦0勝）。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。

11月3日、連闘で迎えた35戦目は、4歳以上900万下（東京ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で高橋明騎手（4戦0勝）。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。