デーエスヒリュウ（1987年生、母ミスチユウセイ）

デーエスヒリュウ（1987年4月19日）は、日本の競走馬。牡馬。品種はアングロアラブで、毛色は鹿毛。種牡馬のサチエノヒリユウ（当時9歳）と交配したミスチユウセイが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）道見牧場。戦績は、中央平地18戦1勝2着5回、地方24戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は1989年のアラ系3歳未勝利。

経歴

デビュー前

坪憲章厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1989年）

6月18日、デビュー戦は南井克巳騎手を鞍上に据えて、アラ系3歳未勝利（中京ダート1000m 曇/稍重）に出走。馬体重は486kg。13頭立ての8番人気で大外13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

6月24日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、アラ系3歳未勝利（中京ダート1000m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。

7月15日、中2週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた3戦目は、アラ系3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で南井克巳騎手（2戦0勝）。5頭立ての2番人気で3番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったユーショウスキーに詰め切れず、7馬身差の2着に敗れた。

8月12日、中3週で馬体重を前走からさらに12kg増やして迎えた4戦目は、アラ系3歳未勝利（小倉芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で南井克巳騎手（3戦0勝）。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

8月27日、中1週で迎えた5戦目は、アラ系3歳未勝利（小倉芝1200m 雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で南井克巳騎手（4戦0勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

9月2日、連闘で迎えた6戦目は、アラ系3歳未勝利（小倉ダート1000m 雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は6戦連続で南井克巳騎手（5戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったタケイチマサルにねじ伏せられて3/4馬身差の2着に敗北した。

9月23日、中2週で迎えた7戦目は、アラ系3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で南井克巳騎手（6戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。端を取り切り、タフなペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力のある伸び脚で猛進したが、バイザウインドに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

10月8日、中1週で迎えた8戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳未勝利（京都ダート1400m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたサハラライン決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

10月21日、中1週で迎えた9戦目は、アラ系3歳未勝利（京都ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は南井克巳騎手（7戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然と端をきり、遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて、最後は2着のアールビックをクビ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

10月29日、連闘で迎えた10戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳オープン（京都ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。

11月19日、中2週で迎えた11戦目は、アラ系3歳オープン（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。5頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい4着に終わった。

11月25日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた12戦目は、塩村克己騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳300万下のアラブ3歳特別（中京ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったハシエイトにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着となった。

12月9日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた13戦目は、アラ系3歳300万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で塩村克己騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に敗れた。

12月16日、連闘で迎えた14戦目は、2歳オープンのアラブ3歳ステークス（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で塩村克己騎手（2戦0勝）。14頭立ての10番人気で大外14番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚が止まってしまい12着に終わった。

3歳（1990年）

1月7日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた15戦目は、アラ系4歳以上400万下（京都ダート1800m 晴/良）に54kgの斤量を背負って出走。鞍上は4戦連続で塩村克己騎手（3戦0勝）。14頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では伸びが劣勢になり12着に敗れた。

1月15日、連闘で馬体重を前走から8kg戻して迎えた16戦目は、アラ系4歳以上400万下（京都ダート1200m 晴/良）に54kgの斤量を背負って出走。鞍上は5戦連続で塩村克己騎手（4戦0勝）。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

1月27日、中1週で迎えた17戦目は、アラ系4歳以上400万下のアラブ特別（小倉芝1200m 曇/良）に55kgの斤量を背負って出走。鞍上は南井克巳騎手（8戦1勝）。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい12着に終わった。

2月18日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、上籠勝仁騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上400万下（小倉芝1800m 曇/良）に55kgの斤量を背負って出走。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。

4月23日、中8週で迎えた19戦目は、横山誠騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般C1ロ（笠松ダート1600m 晴/不良）に出走。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。4着に敗れた。

5月7日、中1週で迎えた20戦目は、C1ロ（中京(地)ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で横山誠騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。9着に敗れた。

5月15日、連闘で迎えた21戦目は、アラ系一般C1ハ（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山誠騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月29日、中1週で迎えた22戦目は、アラ系一般C1ハ（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で横山誠騎手（3戦0勝）。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のイチフジホマレに半馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

6月13日、中1週で迎えた23戦目は、アラ系一般B2ロ（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で横山誠騎手（4戦1勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月11日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた24戦目は、古川彰騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の岐南町議会議長杯（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。8着に敗れた。

7月25日、中1週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた25戦目は、アラ系一般B2ハ（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は横山誠騎手（5戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。5着に敗れた。

9月15日、中6週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた26戦目は、吉田一騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般B2ハ（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。8着に終わった。

10月21日、中4週で迎えた27戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般B2 C1（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月18日、中3週で迎えた28戦目は、アラ系一般B2 C1（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉田一騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月12日、中2週で迎えた29戦目は、アラ系一般B2 C1（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は横山誠騎手（6戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月27日、中1週で迎えた30戦目は、アラ系一般B2 C1（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で横山誠騎手（7戦1勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。3着に終わった。

4歳（1991年）

1月9日、中1週で迎えた31戦目は、アラ系一般B2 C1（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で横山誠騎手（8戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。6着に敗れた。

1月28日、中2週で迎えた32戦目は、アラ系一般B2ハ（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で横山誠騎手（9戦1勝）。7頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。4着に敗れた。

2月11日、中1週で迎えた33戦目は、アラ系一般B2ロ（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で横山誠騎手（10戦1勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。6着に敗れた。

2月20日、連闘で迎えた34戦目は、アラ系一般B2ハ（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で横山誠騎手（11戦1勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。6着に敗れた。

3月7日、中1週で迎えた35戦目は、アラ系一般B2 C1（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で横山誠騎手（12戦1勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。5着に終わった。

4月1日、中3週で迎えた36戦目は、アラ系一般B2 C1（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で横山誠騎手（13戦1勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。最後は、勝ったフワノアンサーから6馬身差の2着となった。

4月23日、中2週で迎えた37戦目は、アラ系一般B2 C1（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で横山誠騎手（14戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月6日、中1週で迎えた38戦目は、アラ系一般B2ニ（中京(地)ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で横山誠騎手（15戦1勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のキタノコマイチをクビ差制して先頭ゴールを果たした。

5月13日、連闘で迎えた39戦目は、若鮎特別（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は11戦連続で横山誠騎手（16戦2勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。7着に終わった。

5月28日、中1週で迎えた40戦目は、アラ系一般B1 B2ロ（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は古川彰騎手（1戦0勝）。7頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。6着に終わった。

6月11日、中1週で迎えた41戦目は、アラ系一般B1 B2（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は横山誠騎手（17戦2勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。6着に終わった。

7月7日、中3週で迎えた42戦目は、アラ系一般B2ロ（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山誠騎手（18戦2勝）。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。9着に終わった。