ワンモアジョー（2007年生、母ラヴリージョウ）

ワンモアジョー（2007年4月5日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「もう一度＋冠名」。毛色は鹿毛。種牡馬のツルマルボーイ（当時9歳）と交配したラヴリージョウが5歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は中地康弘。戦績は、中央平地30戦3勝2着2回、地方1戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は2010年の3歳以上1000万下。

経歴

デビュー前

小西一男厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2009年）

12月26日、デビュー戦は吉田隼人騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は454kg。15頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

3歳（2010年）

1月16日、中2週で迎えた2戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

1月31日、中1週で迎えた3戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

4月17日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るクラウソラスを豪快な末脚で半馬身差し切って初白星を挙げた。

5月8日、中2週で迎えた5戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。14頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではひたひたと前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のテンエイエスプリをハナ差振り切って勝利をモノにする

6月5日、中3週で迎えた6戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳1000万下のあじさいステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。

12月4日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、3歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（1戦1勝）。15頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のミッキーデジタルをクビ差振り切って休み明けの一戦を制した。

12月19日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた8戦目は、3歳以上1600万下の中山ウインタープレミアム（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず10着に終わった。

4歳（2011年）

3月26日、約3か月の休養明けで迎えた9戦目は、4歳以上1600万下の心斎橋ステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（2戦1勝）。18頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、5着に入り込んだ。

4月23日、中3週で迎えた10戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下のメルボルントロフィー（京都ダート1200m 雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では速い脚を使えず14着に敗れた。

9月10日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた11戦目は、3歳以上1000万下の浦安特別（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で急追したが、抜け出したトシキャンディを捕まえ切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

10月10日、中3週で迎えた12戦目は、3歳以上1000万下のかけはし賞（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に敗れた。

10月30日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上1000万下の河口湖特別（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田辺裕信騎手（4戦0勝）。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

12月11日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず11着に敗れた。

5歳（2012年）

2月26日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から26kg戻して迎えた15戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（5戦0勝）。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走し、4着に入った。

4月1日、中4週で迎えた16戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（6戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

5月12日、中5週で迎えた17戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に敗れた。

7月15日、中8週で迎えた18戦目は、3歳以上1000万下の苗場特別（新潟ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（7戦0勝）。15頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

9月15日、中8週で迎えた19戦目は、3歳以上1000万下の浦安特別（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（8戦0勝）。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に敗れた。

9月30日、中1週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の勝浦特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田辺裕信騎手（9戦0勝）。13頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に敗れた。

10月28日、中3週で迎えた21戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の河口湖特別（東京ダート1400m 曇/良）に出走。15頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚がパッとせず11着に終わった。

12月24日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた22戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず9着に終わった。

6歳（2013年）

1月13日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた23戦目は、4歳以上1000万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は松岡正海騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に終わった。

2月24日、中5週で迎えた24戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（10戦0勝）。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では物凄い伸び脚を見せたが、伸びてきたケンエンブレム決め手に屈してアタマ差の2着となった。

3月17日、中2週で迎えた25戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（11戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は垂れてしまい10着に敗れた。

4月14日、中3週で迎えた26戦目は、4歳以上1000万下の袖ケ浦特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（2戦2勝）。13頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に終わった。

5月14日、中3週で迎えた27戦目は、’13メトロポリタンメイカップ（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（12戦0勝）。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、勝ったローブドヴルールに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

6月15日、中4週で迎えた28戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のHTB杯（函館芝1200m 曇/良）に出走。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

6月30日、中1週で迎えた29戦目は、3歳以上1000万下の登別特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村田一誠騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に終わった。

7月13日、中1週で迎えた30戦目は、3歳以上1000万下の函館スポニチ賞（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で村田一誠騎手（2戦0勝）。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が衰えて9着に終わった。

12月22日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた31戦目は、3歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（13戦0勝）。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では決め手に欠いて9着に終わった。