ハードワイヤード（2020年生、母Season Maker）

Hardwired

2020.02.01

ハードワイヤード（2020年2月1日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「生まれつき備わっている」。毛色は鹿毛。種牡馬のハードスパン（当時16歳）と交配したSeason Makerが5歳のときに産んだ仔が本馬である。主な勝ち鞍は2023年の3歳新馬。

経歴

デビュー前

加藤征弘厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2023年）

1月7日、デビュー戦はB.ムルザバエフ騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は510kg。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のニットウバジルに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3月4日、中7週で迎えた2戦目は、3歳1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でB.ムルザバエフ騎手（1戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

5月7日、中8週で迎えた3戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（東京ダート1400m 小雨/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のケンキョをハナ差振り切って雨下の大激戦を制した。

6月18日、中5週で迎えた4戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、3歳G3のユニコーンステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。15頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に終わった。

12月23日、約6か月半の休み明けで迎えた5戦目は、3歳以上2勝クラス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は岩田望来騎手（1戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を持続できず、5着に終わった。

4歳（2024年）

1月20日、中3週で迎えた6戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。13頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったフェルヴェンテにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

2月11日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上2勝クラス（東京ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るキャンディドライヴを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて3勝目をつかんだ。

5月12日、約3か月の休養明けで迎えた8戦目は、4歳以上3勝クラスのBSイレブン賞（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で川田将雅騎手（2戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、勝ったサトノルフィアンに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。