スズトラッド（2011年生、母グラスレビン）

スズトラッド（2011年4月7日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋伝統的な」。毛色は鹿毛。種牡馬のヨハネスブルグ（当時12歳）と交配したグラスレビンが12歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）山際セントラルスタッド。戦績は、中央平地15戦1勝2着2回、地方8戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2014年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、山際セントラルスタッドから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって735万円で落札された。2歳のとき、JRA日本中央競馬会から「JRAブリーズアップセールサラブレッド2歳」に上場され、小紫嘉之によって997.5万円で落札された。

高橋裕厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2014年）

2月24日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1600m 晴/良）に出走。馬体重は494kg。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で猛進したが、勝ったアートフェスタにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着となった。

3月16日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のメローワインに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

4月13日、中3週で迎えた3戦目は、3歳500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（2戦1勝）。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず12着に終わった。

5月3日、中2週で迎えた4戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に敗れた。

10月25日、約6か月の休養明けで迎えた5戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ伸び切れず11着に終わった。

12月20日、中7週で迎えた6戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1400m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に終わった。

4歳（2015年）

1月18日、中3週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で中井裕二騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

3月29日、中9週で迎えた8戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1400m 雨/稍重）に出走。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい14着に終わった。

5月16日、中6週で迎えた9戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/稍重）に出走。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったノッキングオンに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

5月31日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい13着に敗れた。

6月27日、中3週で迎えた11戦目は、木幡初也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京芝1400m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では脚を伸ばせず14着に終わった。

5歳（2016年）

1月23日、約7か月の休み明けで迎えた12戦目は、4歳以上500万下（中京芝1600m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は中井裕二騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり11着に終わった。

6月26日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた13戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。最後はタレてしまい15着に終わった。

10月8日、約3か月半の休養明けで迎えた14戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は柴田大知騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず14着に終わった。

6歳（2017年）

1月16日、約3か月半の休み明けで迎えた15戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は木幡初也騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず14着に終わった。

3月19日、中8週で迎えた16戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、山中温泉カニ汁大鍋特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったメイジンに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

4月9日、中2週で迎えた17戦目は、一般B1二（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（1戦0勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のルールゴールドに4馬身の差をつけて断然人気に応えた。

4月23日、中1週で迎えた18戦目は、平瀬城久騎手を鞍上に迎えて、那谷寺開創1300年特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

5月9日、中1週で迎えた19戦目は、青柳正義騎手を鞍上に迎えて、第2戦ブロンズホイップ賞（金沢ダート1900m 曇/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に敗れた。

5月21日、中1週で迎えた20戦目は、葛山晃平騎手を鞍上に迎えて、若葉まつり賞（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るタイキガラハッドを強烈な末脚で半馬身差し切って3勝目を手中に収めた。

6月6日、中1週で迎えた21戦目は、兼六園無料開園特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で葛山晃平騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ伸び切れず11着に敗れた。

6月20日、中1週で迎えた22戦目は、虫送り祭り特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（2戦1勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のチェリートレジャーに5馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

7月4日、中1週で迎えた23戦目は、七尾祇園祭特別（金沢ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（3戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい8着に敗れた。