オオセンシュウ（2002年生、母マルシンヴィラーゴ）

オオセンシュウ（2002年3月9日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「ああ！＋地名（泉州）」。品種はサラブレッド系で、毛色は栗毛。種牡馬のシャンハイ（当時13歳）と交配したマルシンヴィラーゴが13歳のときに産んだ13番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はマル善橋本牧場。戦績は、中央平地1戦0勝、地方9戦3勝2着2回。2004年の園田ジュニアカップ(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、橋本牧場から「北海道セプテンバーセールサラブレッド1歳」に上場され、兵庫県馬主協会によって252万円で落札された。

清水正人厩舎（園田）へ入厩。

2歳（2004年）

8月25日、デビュー戦は岩田康誠騎手を鞍上に据えて、2歳戦のファーストトライ（姫路ダート800m 晴/重）に出走。馬体重は466kg。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のテンリオードリーに3馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

9月29日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、2歳T1（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したサンユウシャンハイを捕まえ切れず、2馬身差の2着に敗北した。

10月25日、中3週で迎えた3戦目は、2歳T1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩田康誠騎手（2戦1勝）。6頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず3着に敗れた。

11月18日、中2週で迎えた4戦目は、2歳T1（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で岩田康誠騎手（3戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月2日、中1週で迎えた5戦目は、永島太郎騎手を鞍上に迎えて、2歳T1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のパーフェクトホームに4馬身の差をつけて2勝目を掴み取った。

12月30日、中3週で迎えた6戦目は、2歳地方重賞の園田ジュニアカップ（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で永島太郎騎手（1戦1勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したレッドペガサスを捕まえ切れず、6馬身差の2着となった。

3歳（2005年）

2月9日、中5週で迎えた7戦目は、3歳T1（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（4戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

3月3日、中2週で迎えた8戦目は、3歳T1（姫路ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（5戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のトーコーアンタレスに3馬身の差をつけて3勝目を手中に収めた。

5月1日、中7週で迎えた9戦目は、3歳500万下（京都ダート1800m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩田康誠騎手（6戦2勝）。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり14着に終わった。

6月22日、中6週で迎えた10戦目は、3歳以上B2-2（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で岩田康誠騎手（7戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず7着に敗れた。