テイエムキンシャ（2017年生、母ティエッチグリーン）

テイエムキンシャ（2017年3月30日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋父名より」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のキンシャサノキセキ（当時14歳）と交配したティエッチグリーンが22歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は松浦牧場。主な勝ち鞍は2020年のはかた地どり杯(C2 15)。

経歴

デビュー前

木原一良厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2019年）

9月15日、デビュー戦は古川吉洋騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は508kg。13頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に終わった。

3歳（2020年）

3月21日、約6か月半の休み明けで迎えた2戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に終わった。

4月26日、中4週で迎えた3戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に終わった。

5月17日、中2週で迎えた4戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/重）に出走。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず8着に終わった。

5月30日、中1週で迎えた5戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に終わった。

6月28日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（阪神ダート2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は中井裕二騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず9着に終わった。

2020年7月3日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

8月22日、中7週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

9月12日、中2週で迎えた8戦目は、山下裕貴騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を爆発させてすんなりと抜け出し、最後は2着のヘルデンラウフに3馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

9月26日、中1週で迎えた9戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山下裕貴騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったハクアイオウに詰め切れず、約12馬身差の2着に敗北した。

10月4日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、3歳以上C2 19（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山下裕貴騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では目立つような脚を使えず5着に敗れた。

10月18日、中1週で馬体重を前走から9kg戻して迎えた11戦目は、今日は馬型イルミネーションに乗れる日!（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で山下裕貴騎手（3戦1勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず4着に敗れた。

11月7日、中2週で迎えた12戦目は、石川慎将騎手を鞍上に迎えて、チャレンジシリーズ（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るテイエムワールドを凄まじい末脚で半馬身差し切って2勝目を手中に収めた。

11月23日、中1週で迎えた13戦目は、はかた地どり杯（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で石川慎将騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では不屈のスロトングスピリットで渋太く末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のシゲルカメレオンザをアタマ差振り切って人気に違わぬ実力を証明した。

12月13日、中2週で迎えた14戦目は、石川倭騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2-6（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、勝ったミツルザビクトリーに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

12月26日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上C2-4（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川倭騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、抜け出したジャナイトにハナ差届かず2着に甘んじた。

4歳（2021年）

1月17日、中2週で迎えた16戦目は、陽春賞（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で石川倭騎手（2戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では卓出した伸び脚で猛追したが、勝ったマリノエリーに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

2月14日、中3週で迎えた17戦目は、4歳以上C2-3（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は石川慎将騎手（2戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

2月28日、中1週で迎えた18戦目は、立春特選（佐賀ダート1750m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石川慎将騎手（3戦2勝）。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず5着に敗れた。

3月14日、中1週で迎えた19戦目は、サンライズ特選（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で石川慎将騎手（4戦2勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘したが、4着に終わった。

3月28日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上C1 11（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で石川慎将騎手（5戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に敗れた。

4月25日、中3週で迎えた21戦目は、4歳以上C1 12（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で石川慎将騎手（6戦2勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。