クリノクークラン（2019年生、母カヤドーミーティア）

クリノクークラン（2019年4月17日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+ケルト神話の英雄の名」。毛色は鹿毛。種牡馬のベーカバド（当時12歳）と交配したカヤドーミーティアが14歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は旭牧場。主な勝ち鞍は2022年のもーちゃん二十歳おめでとう記念(一般C2八)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、柏木一則から「北海道セプテンバーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

大根田裕之厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2022年）

1月30日、デビュー戦は原優介騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝1200m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。馬体重は446kg。18頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい10着に敗れた。

2月26日、中3週で迎えた2戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では伸びあぐねて17着に終わった。

5月18日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の名古屋チャレンジカップメロン賞（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に敗れた。

6月4日、中1週で迎えた4戦目は、角田大和騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず13着に終わった。

6月11日、連闘で迎えた5戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1800m 曇/良）に出走。14頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では末脚が振るわず14着に終わった。

7月6日、中3週で迎えた6戦目は、長尾翼玖騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2三（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

7月21日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1230m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で長尾翼玖騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に終わった。

8月3日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で長尾翼玖騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。

8月30日、中3週で迎えた9戦目は、葛山晃平騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の武生国際音楽祭カップ（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったワイズマンコートに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

9月6日、連闘で迎えた10戦目は、3歳B（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で葛山晃平騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

9月13日、連闘で迎えた11戦目は、一般C2十二（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で葛山晃平騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、抜け出したアニーアイルに3/4馬身届かず2着に敗北した。

9月27日、中1週で迎えた12戦目は、一般C2十（金沢ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で葛山晃平騎手（3戦0勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では速い脚を使えず4着に敗れた。

10月10日、中1週で迎えた13戦目は、もーちゃん二十歳おめでとう記念（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で葛山晃平騎手（4戦0勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るデンタルバルーンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

10月23日、中1週で迎えた14戦目は、Mitha先生生誕記念（金沢ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は6戦連続で葛山晃平騎手（5戦1勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったムジョウに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

11月8日、中1週で迎えた15戦目は、川添裕起☆トング使いました記念（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で葛山晃平騎手（6戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったサンウエストウッドに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

11月28日、中2週で迎えた16戦目は、一般C1十一（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で葛山晃平騎手（7戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のサムライバカンスに1馬身の差をつけて優勝

4歳（2023年）

1月3日、中4週で迎えた17戦目は、野畑凌騎手を鞍上に迎えて、弁才天賞（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

1月16日、中1週で迎えた18戦目は、一般C3六七（船橋ダート1500m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で野畑凌騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に敗れた。

2月1日、中1週で迎えた19戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、一般C3四五六（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では物凄い伸び脚で追い上げたが、勝ったオースピシャスに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

3月3日、中3週で迎えた20戦目は、一般C3一二（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず5着に敗れた。

4月7日、中4週で迎えた21戦目は、シナモン賞（川崎ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で笹川翼騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に敗れた。

5月4日、中3週で迎えた22戦目は、みどりの日特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は野畑凌騎手（2戦0勝）。14頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて、最後は2着のハクサンウインクに1馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

12月15日、約7か月半の休み明けで迎えた23戦目は、カルダモン賞（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で野畑凌騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

5歳（2024年）

3月15日、約3か月の休み明けで迎えた24戦目は、ピンクペッパー賞（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で野畑凌騎手（4戦1勝）。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に終わった。

4月4日、中2週で迎えた25戦目は、佐野遥久騎手を鞍上に迎えて、一般C3三四（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず4着に終わった。