ムジョウ（2019年生、母ミュゼフローレンス）
Mujo
2019.05.20
ムジョウ（2019年5月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「無常」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のヘニーヒューズ（当時16歳）と交配したミュゼフローレンスが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は野表 俊一。主な勝ち鞍は2022年の一般C2十六。
経歴
デビュー前
1歳のとき、野表俊一から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、岡田繁幸によって1,056万円で落札された。
天間昭一厩舎（美浦）へ入厩。
2歳（2021年）
9月18日、デビュー戦は柴田大知騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1800m 雨/不良）に出走。馬体重は514kg。13頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では速い脚を使えず11着に終わった。
10月3日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではいい脚を見せられず14着に終わった。
3歳（2022年）
4月16日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から8kg戻して迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は柴田大知騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に終わった。
4月30日、中1週で迎えた4戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/不良）に出走。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が衰えて11着に終わった。
5月10日、中0週で迎えた5戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のフォーチュネイト菖蒲特別（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。13頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。
7月10日、中8週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（2戦0勝）。15頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず11着に終わった。
8月16日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、3歳戦のフォーチュネイトききょう特別（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（3戦0勝）。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。
9月25日、中5週で迎えた8戦目は、青柳正義騎手を鞍上に迎えて、一般C2十六（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のクールドレーヌに5馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。
10月11日、中1週で迎えた9戦目は、一般C2九（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で青柳正義騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のアーストラベルに2馬身半の差をつけて断トツ人気に応えた。
10月23日、中1週で迎えた10戦目は、Mitha先生生誕記念（金沢ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で青柳正義騎手（2戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のクリノクークランに5馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。
11月8日、中1週で迎えた11戦目は、和倉温泉特別（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で青柳正義騎手（3戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサクセスソングに5馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。
11月27日、中2週で迎えた12戦目は、2歳戦のノリピー金沢 馬名付親記念（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で青柳正義騎手（4戦4勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では自慢の末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のベッペに3馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。
12月13日、中1週で迎えた13戦目は、一般B2五（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で青柳正義騎手（5戦5勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のデルマゴモリーに5馬身の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。
4歳（2023年）
1月10日、中3週で迎えた14戦目は、佐原秀泰騎手を鞍上に迎えて、一般C3-4（高知ダート1600m 晴/稍重）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のエムティドンに3馬身の差をつけて圧巻の7連勝を決めた。
デビュー前
1歳のとき、野表俊一から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、岡田繁幸によって1,056万円で落札された。
那俄性哲也厩舎（高知）へ入厩。
1月31日、中2週で迎えた15戦目は、ユキワリイチゲ特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で佐原秀泰騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて、最後は2着のバーナードループを半馬身振り切って貫禄の8連勝を決めた。
2月12日、中1週で迎えた16戦目は、一般C2-2（高知ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で佐原秀泰騎手（2戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のマイネルパイオニアをアタマ差振り切って驚異の9連勝を決めた。
3月14日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた17戦目は、一般B2四（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は青柳正義騎手（6戦6勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサンダルースに約12馬身の大差をつけて10連勝を達成した。
3月25日、中1週で馬体重を前走から5kg戻して迎えた18戦目は、大聖寺桜まつり特別（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で青柳正義騎手（7戦7勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のプラットフォーマーに4馬身の差をつけて連勝数を11に伸ばした。
4月18日、中2週で迎えた19戦目は、湖南賞（金沢ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で青柳正義騎手（8戦8勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。
5月2日、中1週で迎えた20戦目は、ショコ壱番屋来場記念（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で青柳正義騎手（9戦8勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のハクサンチェイスに8馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。
5月30日、中3週で迎えた21戦目は、金沢百万石まつり特別（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で青柳正義騎手（10戦9勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のムーンランディングに4馬身の差をつけて断然人気に応えた。
6月13日、中1週で迎えた22戦目は、楽天ポイントでネット投票特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で青柳正義騎手（11戦10勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、クールシャインに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。
7月9日、中3週で迎えた23戦目は、楽天競馬ならポイントで馬券が買える特別（金沢ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で青柳正義騎手（12戦10勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。競走中止となった。