ディープポケット（2002年生、母ジアノッティ）

ディープポケット（2002年3月12日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「深いポケット。懐の深い活躍ぶりを願って」。毛色は栗毛。種牡馬のフレンチデピュティ（当時10歳）と交配したジアノッティが19歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地4戦0勝、地方24戦1勝2着7回。主な勝ち鞍は2006年の一般D1-2。

経歴

デビュー前

当歳のとき、社台ファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、平井卓志によって3,727.5万円で落札された。

森秀行厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2004年）

10月23日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は458kg。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。最後はバタバタになってしまい9着に敗れた。

11月6日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京ダート1300m 曇/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。

12月4日、中3週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（2戦0勝）。14頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に敗れた。

3歳（2005年）

4月11日、約4か月半の休養明けで迎えた4戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のパンジー賞（金沢ダート1400m 晴/不良）に出走。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したカネトシインプレスを捕まえ切れず、1馬身半差の2着となった。

8月1日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から13kg減らして迎えた5戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のオニキス賞（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、プレンティスピードに交わされて6馬身差の2着に敗北した。

8月27日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では伸びが劣勢になり15着に終わった。

9月27日、中3週で迎えた7戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のツインマッチ特別（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したウエストチェスターにクビ差届かず2着に惜敗した。

10月28日、中3週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた8戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、一護・雄大誕生日おめでとう（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ヒシバトルに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

11月10日、中1週で迎えた9戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、一般C6（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

4歳（2006年）

7月6日、約8か月の休養明けで迎えた10戦目は、坂下秀樹騎手を鞍上に迎えて、前川清「窓」特別（旭川ダート1600m 雨/稍重）に出走。13頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。10着に敗れた。

7月20日、中1週で迎えた11戦目は、一般D1-3（旭川ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で坂下秀樹騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。3着に入った。

8月3日、中1週で迎えた12戦目は、一般D1-2（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂下秀樹騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、勝ったインタープレジールからクビ差の2着に甘んじた。

8月30日、中3週で迎えた13戦目は、一般D1-2（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で坂下秀樹騎手（3戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。最後は、2着のハチノウインに1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月5日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、Aiba浦河商店街特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で坂下秀樹騎手（4戦1勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。7着に敗れた。

10月18日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた15戦目は、蘭越町おいしいらんこし米特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で坂下秀樹騎手（5戦1勝）。13頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立ち、で一団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ジャンクメイルに交わされて1馬身差の2着となった。

10月31日、中1週で迎えた16戦目は、きたあかり特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で坂下秀樹騎手（6戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ギンマクノヨウセイに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

5歳（2007年）

2月12日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた17戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、アメジスト特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず8着に敗れた。

2月21日、連闘で迎えた18戦目は、4歳以上C1一（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大山真吾騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず9着に終わった。

3月6日、中1週で迎えた19戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B3二（園田ダート1230m 晴/重）に出走。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

3月20日、中1週で迎えた20戦目は、坂本和也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず9着に終わった。

4月3日、中1週で迎えた21戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1二（園田ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。

4月18日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。

4月30日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上C1一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は坂本和也騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。

5月22日、中2週で迎えた24戦目は、4歳以上C1二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂本和也騎手（2戦0勝）。11頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に終わった。

6月6日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は木村健騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

7月3日、中3週で迎えた26戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1二（姫路ダート1400m 曇/重）に出走。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に終わった。

7月12日、連闘で迎えた27戦目は、4歳以上C1二（姫路ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は大山真吾騎手（2戦0勝）。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず9着に終わった。

8月8日、中3週で迎えた28戦目は、4歳以上C1一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は田中学騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に終わった。