ジャングルジャガー（2007年生、母カロギャル）

ジャングルジャガー（2007年5月24日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「密林の豹」。毛色は鹿毛。種牡馬のゼンノロブロイ（当時7歳）と交配したカロギャルが20歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はエンドレスファーム。戦績は、中央平地7戦0勝、地方13戦5勝2着1回。主な勝ち鞍は2012年の一般C2七八九。

経歴

デビュー前

2歳のとき、エンドレスファームから「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、ロイヤルファームによって756万円で落札された。

大竹正博厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2009年）

12月19日、デビュー戦は後藤浩輝騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は460kg。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、5着に終わった。

3歳（2010年）

1月9日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が衰えて9着に敗れた。

4月24日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で後藤浩輝騎手（2戦0勝）。15頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には届かず6着に敗れた。

5月22日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で後藤浩輝騎手（3戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

6月12日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は5戦連続で後藤浩輝騎手（4戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く11着に敗れた。

7月4日、中2週で迎えた6戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1000m 曇/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

7月31日、中3週で迎えた7戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1000m 曇/稍重）に出走。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず8着に終わった。

9月1日、中4週で迎えた8戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のアストレア特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

11月5日、中8週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた9戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、一般C2十一十二（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。果敢に端をきり、息の入らないペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の力で持ち堪えて、最後は2着のティピカルに6馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4歳（2011年）

2月23日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から15kg戻して迎えた10戦目は、一般C2七八（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（1戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい12着に敗れた。

5月4日、中9週で馬体重を前走から13kg絞って迎えた11戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、一般C2五六（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に敗れた。

5月18日、中1週で迎えた12戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、一般C2十一十二（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

6月22日、中4週で迎えた13戦目は、一般C2七八（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は左海誠二騎手（2戦1勝）。13頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るポルタマリーナを3/4馬身差し切って勝利を手中に収めた。

7月6日、中1週で迎えた14戦目は、優駿の門アスミ賞 V（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（3戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では卓抜な伸び脚で猛追したが、勝ったダージープレミアムに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

7月26日、中2週で迎えた15戦目は、一般C2五六（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で左海誠二騎手（4戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のモデストレディーをクビ差振り切ってファンの期待に応えた。

8月17日、中2週で迎えた16戦目は、一般C2二三（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で左海誠二騎手（5戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のヴィップクオリティを3/4馬身振り切って4勝目を収める

8月31日、中1週で迎えた17戦目は、一般C1五（川崎ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で左海誠二騎手（6戦4勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く5着に敗れた。

9月20日、中2週で迎えた18戦目は、一般C1五六（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で左海誠二騎手（7戦4勝）。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、5着に終わった。

5歳（2012年）

1月2日、約3か月半の休養明けで迎えた19戦目は、一般C2七八九（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で左海誠二騎手（8戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るシゲルコモンを異次元の末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて5勝目を挙げた。

1月23日、中2週で迎えた20戦目は、一般C2二三四（川崎ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で左海誠二騎手（9戦5勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に敗れた。