ハットリ（2020年生、母クナウ）

ハットリ（2020年2月6日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「人名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のリアルスティール（当時8歳）と交配したクナウが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は北島牧場。戦績は、中央平地9戦0勝、地方20戦8勝2着4回。主な勝ち鞍は2023年のまゆな20代最後の誕生日記念(一般C2八)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、北島牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、CHEVALATTACHEによって3,410万円で落札された。

吉村圭司厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2022年）

10月23日、デビュー戦は横山武史騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は526kg。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

12月28日、中8週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では脚を伸ばせず15着に終わった。

3歳（2023年）

1月14日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中京ダート1800m 小雨/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で荻野極騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。

6月25日、約5か月半の休み明けで迎えた4戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。15頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に終わった。

8月5日、中5週で迎えた5戦目は、角田大和騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の3歳未勝利（札幌芝2000m 曇/稍重）に出走。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位争いには加われず11着に終わった。

11月12日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた6戦目は、加藤翔馬騎手を鞍上に迎えて、無料ネット新聞うまかつ.net金沢賞（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のデルマソトコマタに9馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月26日、中1週で迎えた7戦目は、まゆな20代最後の誕生日記念（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で加藤翔馬騎手（1戦1勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のソッケルカーカに8馬身の差をつけて断然人気に応えた。

4歳（2024年）

2月25日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から19kg減らして迎えた8戦目は、小沢大仁騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（小倉芝2600m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く12着に終わった。

4月20日、中7週で迎えた9戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。13頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では末脚を伸ばせず13着に終わった。

6月22日、中8週で迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラス（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松若風馬騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。

9月14日、約3か月の間隔を開けて迎えた11戦目は、川又賢治騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京ダート1900m 晴/良）に出走。13頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に終わった。

10月27日、中5週で馬体重を前走から22kg増やして迎えた12戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、藤田記念&3人すくすく仲良しで賞（金沢ダート900m 曇/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るオーデンリッキーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

11月18日、中2週で迎えた13戦目は、特別編成（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

12月3日、中1週で迎えた14戦目は、さやちゃん二十歳のお誕生日記念杯!（金沢ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は加藤翔馬騎手（2戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では逸出した伸び脚で追い上げたが、勝ったサイファーシチーに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

12月15日、中1週で迎えた15戦目は、能登半島地震復興応援杯（91）（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤翔馬騎手（3戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るカミソリストレートを圧倒的な末脚でクビ差だけ差し切って下馬評通りの実力を証明した。

5歳（2025年）

1月20日、中4週で迎えた16戦目は、細川智史騎手を鞍上に迎えて、一般C6（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

1月31日、中1週で迎えた17戦目は、一般C5（名古屋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で細川智史騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

デビュー前

1歳のとき、北島牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、CHEVALATTACHEによって3,410万円で落札された。

角田輝也厩舎（愛知）へ入厩。

2月28日、デビュー戦は丸野勝虎騎手を鞍上に据えて、一般C4（名古屋ダート1500m 曇/良）に出走。10頭立ての5番ゲートからスタート。出走取消となった。

3月17日、中5週で迎えた18戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、一般C3（名古屋ダート1500m 晴/不良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘したが、4着に終わった。

3月31日、中1週で迎えた19戦目は、一般C3（名古屋ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（1戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のターミバレンシアに7馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

4月18日、中2週で迎えた20戦目は、藤の花賞（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸野勝虎騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4月25日、連闘で迎えた21戦目は、一般B12（名古屋ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で丸野勝虎騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のカフジリブラに2馬身半の差をつけて勝利をモノにする

5月5日、中0週で迎えた22戦目は、こぐま座特別（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で丸野勝虎騎手（4戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、勝ったコーリンジャッジに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

6月4日、中3週で迎えた23戦目は、一般B4（名古屋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で丸野勝虎騎手（5戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るユアグローリーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

6月13日、連闘で迎えた24戦目は、こと座特別（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で丸野勝虎騎手（6戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、抜け出したオールラウンダーを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

7月23日、中5週で迎えた25戦目は、大暑特別（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で丸野勝虎騎手（7戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のプロミシングギャルをクビ差振り切って8勝目を収める

8月20日、中3週で迎えた26戦目は、美浜特別（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で丸野勝虎騎手（8戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見せ場なく9着に敗れた。

9月3日、中1週で迎えた27戦目は、名古屋チャレンジカップヴェスタ賞（名古屋ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で丸野勝虎騎手（9戦4勝）。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に終わった。

9月29日、中3週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた28戦目は、笠野雄大騎手を鞍上に迎えて、オリオンビール×新潟揚げ餅コラボ記念（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったキープカミングに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

11月3日、中4週で馬体重を前走から25kg戻して迎えた29戦目は、感動の、渦になれ。記念（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で笠野雄大騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

11月18日、中1週で迎えた30戦目は、一般C1四五六（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で笠野雄大騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。