セフティロングワン（2005年生、母オナーザミント）

セフティロングワン（2005年5月17日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋長い＋１」。毛色は青鹿毛。種牡馬のマンハッタンカフェ（当時7歳）と交配したオナーザミントが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）フジワラ・ファーム。戦績は、中央平地9戦0勝、地方9戦6勝2着2回。主な勝ち鞍は2009年の3歳以上B2。

経歴

デビュー前

小野幸治厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2008年）

3月9日、デビュー戦は河北通騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は534kg。18頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では伸びを欠き17着に終わった。

3月29日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で河北通騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が衰えて15着に敗れた。

4月26日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、3歳未勝利（福島ダート1150m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で河北通騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に終わった。

5月24日、中3週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた4戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。13頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では脚を伸ばせず8着に終わった。

4歳（2009年）

1月20日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から21kg増やして迎えた5戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上D8一（園田ダート1230m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、グランドスウェルに半馬身交わされて2着に敗北した。

1月30日、中0週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた6戦目は、4歳以上D7一（園田ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（1戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のクニサキミノルに7馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

2月17日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上D4一（園田ダート1230m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で吉村智洋騎手（2戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を爆発させてすんなりと抜け出し、最後は2着のクリノランデブーに3馬身の差をつけて断然人気に応えた。

4月3日、中5週で迎えた8戦目は、はぼたん賞（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉村智洋騎手（3戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のラガースマイルに7馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

4月28日、中3週で迎えた9戦目は、4歳以上C1（園田ダート1230m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で吉村智洋騎手（4戦3勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のワンダーピュアティに3馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

5月13日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上C1一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で吉村智洋騎手（5戦4勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の強い精神力で最後まで敢闘したが、サムライブルーに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

7月8日、中7週で迎えた11戦目は、3歳以上C1（園田ダート1230m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で吉村智洋騎手（6戦4勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアオイフェアリーに8馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

7月22日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上B2（園田ダート1230m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で吉村智洋騎手（7戦5勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のステイトゲストに1馬身3/4の差をつけて圧倒的支持に応えた。

5歳（2010年）

1月5日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた13戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい10着に終わった。

1月31日、中3週で馬体重を前走から18kg絞って迎えた14戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は減速してしまい12着に終わった。

2月14日、中1週で迎えた15戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい15着に終わった。

3月13日、中3週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 小雨/良）に出走。鞍上は国分恭介騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。最後は脚色が鈍り14着に終わった。

4月10日、中3週で迎えた17戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。最後は脚を失くしてしまい16着に終わった。

5月12日、中4週で馬体重を前走から32kg増やして迎えた18戦目は、4歳以上B1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉村智洋騎手（8戦6勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。