カリボール（2016年生、母レイズアンドコール）

カリボール（2016年3月12日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「伝説に登場する聖剣の名」。毛色は鹿毛。種牡馬のジャスタウェイ（当時7歳）と交配したレイズアンドコールが16歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。2024年の福島テレビオープン(オープン)に勝利した他、2024年の鞍馬ステークス(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ノーザンファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、大和屋暁によって5,076万円で落札された。

須貝尚介厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2019年）

2月17日、デビュー戦は三浦皇成騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は490kg。18頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛進したが、伸びてきたダノンバリアント決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

3月10日、中2週で迎えた2戦目は、藤井勘一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り小雨/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のガラチコを3/4馬身振り切って未勝利勝ちを決めた。

4月20日、中5週で迎えた3戦目は、3歳500万下のあずさ賞（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤井勘一郎騎手（1戦1勝）。7頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のダンツキャッスルに1馬身半の差をつけて2勝目を手に入れた。

9月7日、約4か月半の休み明けで迎えた4戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの野分特別（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったゴータイミングにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着に敗北した。

10月6日、中3週で迎えた5戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの清滝特別（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線に入ると、前で粘るナムラムツゴローを鬼脚で3/4馬身差し切って圧倒的支持に応えた。

10月20日、中1週で迎えた6戦目は、3歳G1の菊花賞（京都芝3000m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は藤井勘一郎騎手（2戦2勝）。18頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは18番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい18着に敗れた。

4歳（2020年）

2月2日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの飛鳥ステークス（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は勢いを失って11着に敗れた。

6月7日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から8kg絞って迎えた8戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスのストークステークス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず10着に敗れた。

6月21日、中1週で迎えた9戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの垂水ステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では末脚が冴えず13着に敗れた。

5歳（2021年）

5月16日、約11か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた10戦目は、4歳以上3勝クラスの弥彦ステークス（新潟芝1800m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は西村淳也騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き7着に終わった。

6月12日、中3週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた11戦目は、3歳以上3勝クラスの桑名ステークス（中京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西村淳也騎手（2戦0勝）。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず7着に終わった。

6月26日、中1週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの水無月ステークス（阪神芝1400m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で西村淳也騎手（3戦0勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では息の長い末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

8月28日、中8週で迎えた13戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの長岡ステークス（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。18頭立ての9番人気で17番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず13着に敗れた。

10月16日、中6週で迎えた14戦目は、3歳以上3勝クラスの白秋ステークス（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上はM.デムーロ騎手（1戦1勝）。18頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着に入り込んだ。

11月13日、中3週で迎えた15戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの奥多摩ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

6歳（2022年）

1月9日、中7週で迎えた16戦目は、4歳以上3勝クラスの新春ステークス（中京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走し、4着に入った。

2月6日、中3週で迎えた17戦目は、4歳以上3勝クラスのトリトンステークス（中京芝1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びあぐねて5着に終わった。

3月6日、中3週で迎えた18戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの斑鳩ステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

4月3日、中3週で迎えた19戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの心斎橋ステークス（阪神芝1400m 曇/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に敗れた。

4月30日、中3週で迎えた20戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの芦屋川ステークス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のサトノファビュラスをアタマ差振り切って久方ぶりに勝利を挙げた。

7月3日、中8週で迎えた21戦目は、ハンデG3のCBC賞（小倉芝1200m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は西村淳也騎手（4戦0勝）。17頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず9着に敗れた。

10月16日、約3か月半の休み明けで迎えた22戦目は、ハンデ戦でオープンの信越ステークス（新潟芝1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で西村淳也騎手（5戦0勝）。18頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚が残っておらず12着に終わった。

10月30日、中1週で迎えた23戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのルミエールオータムダッシュ（新潟芝1000m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。18頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。16着に終わった。

7歳（2023年）

1月9日、中9週で迎えた24戦目は、D.イーガン騎手を鞍上に迎えて、淀短距離ステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では強靭な末脚を繰り出し、5着に入り込んだ。

2月12日、中4週で迎えた25戦目は、小崎綾也騎手を鞍上に迎えて、北九州短距離ステークス（小倉芝1200m 晴/稍重）に出走。18頭立ての12番人気で大外18番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは18番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず8着に終わった。

4月16日、中8週で迎えた26戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの春雷ステークス（中山芝1200m 外回り晴/重）に出走。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では伸びを欠き14着に終わった。

5月28日、中5週で迎えた27戦目は、ハンデ戦でオープンの安土城ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は小崎綾也騎手（1戦0勝）。18頭立ての16番人気で大外18番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では脚を伸ばせず18着に終わった。

8月20日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg減らして迎えた28戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのNST賞（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず13着に終わった。

9月9日、中2週で迎えた29戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、エニフステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は勢いを失って9着に終わった。

12月16日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた30戦目は、L.L.モリス騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのタンザナイトステークス（阪神芝1200m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に終わった。

8歳（2024年）

2月11日、中7週で迎えた31戦目は、北九州短距離ステークス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は小崎綾也騎手（2戦0勝）。18頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚がパッとせず14着に終わった。

2月25日、中1週で迎えた32戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、G3の阪急杯（阪神芝1400m 小雨/重）に出走。18頭立ての18番人気で17番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では脚が残っておらず18着に終わった。

5月5日、中9週で迎えた33戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、鞍馬ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。13頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

7月14日、中9週で迎えた34戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、福島テレビオープン（福島芝1200m 小雨/良）に出走。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のエターナルタイムを3/4馬身振り切って久しぶりに勝ち星を挙げた。

8月18日、中4週で迎えた35戦目は、ハンデG3のCBC賞（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で杉原誠人騎手（1戦1勝）。18頭立ての14番人気で17番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい14着に終わった。

9月8日、中2週で迎えた36戦目は、G2のセントウルステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で杉原誠人騎手（2戦1勝）。18頭立ての18番人気で16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では鋭い脚を使えず18着に終わった。