ワンダースター（2004年生、母ワンダーアロマ）

ワンダースター（2004年3月26日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋母母名の一部」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のヘクタープロテクター（当時16歳）と交配したワンダーアロマが10歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は城地牧場。戦績は、中央平地10戦2勝。主な勝ち鞍は2007年の雪うさぎ賞(500万下)。

経歴

デビュー前

領家政蔵厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2007年）

2月3日、デビュー戦は岩田康誠騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は524kg。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

2月17日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、5着に終わった。

3月10日、中2週で迎えた3戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

3月25日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中京芝1200m 曇/重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて難なく抜け出し、最後は2着のコスモヴァシュランに3馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

4月7日、中1週で迎えた5戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の雪うさぎ賞（福島芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では、そのまま渾身の走りで持ち堪えて先頭を奪い、最後は2着のワンダーフルーツに1馬身1/4の差をつけて2勝目を掴み取った。

11月18日、約7か月半の休み明けで迎えた6戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の宝ケ池特別（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。17頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず16着に敗れた。

12月2日、中1週で迎えた7戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の2007ゴールデンサドルトロフィー（阪神芝1400m 晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。逃げる形となり、少々速いペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。

12月22日、中2週で迎えた8戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の中京日経賞（中京芝1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は安藤光彰騎手（1戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に敗れた。

4歳（2008年）

1月5日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上1000万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線ではいいところがなく12着に敗れた。

3月9日、中8週で迎えた10戦目は、南井大志騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の房総特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びを欠き11着に終わった。