イクノトップクイン（1998年生、母シャコンヌ）

イクノトップクイン（1998年4月8日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は芦毛。種牡馬のミシル（当時10歳）と交配したシャコンヌが14歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は（有）川向高橋育成牧場。戦績は、地方38戦4勝2着2回。主な勝ち鞍は2002年のりゅう座特別(一般C1二)。

経歴

デビュー前

辻野豊厩舎（小林）へ入厩。

3歳（2001年）

3月30日、デビュー戦は澤佳宏騎手を鞍上に据えて、3歳（大井ダート1000m 曇/重）に出走。馬体重は501kg。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

4月15日、中1週で迎えた2戦目は、3歳（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で澤佳宏騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。端を取り切り、ややスローペースでレースを引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に敗れた。

5月10日、中3週で迎えた3戦目は、3歳（大井ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で澤佳宏騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。前に出て、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息長く終いの脚を伸ばしてあっさりと抜け出し、最後は2着のスキーウィズミーに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

5月19日、連闘で迎えた4戦目は、3歳（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で澤佳宏騎手（3戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、5着に終わった。

6月4日、中1週で迎えた5戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で澤佳宏騎手（4戦1勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて5着に敗れた。

6月22日、中2週で迎えた6戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で澤佳宏騎手（5戦1勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が悪くなり9着に敗れた。

7月10日、中2週で迎えた7戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で澤佳宏騎手（6戦1勝）。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、3着を確保した。

7月21日、中1週で迎えた8戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で澤佳宏騎手（7戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて、最後は2着のアンドレキャニオンをクビ差振り切って優勝

8月7日、中1週で迎えた9戦目は、3歳戦の月見草特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で澤佳宏騎手（8戦2勝）。14頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後はタレてしまい10着に敗れた。

8月28日、中2週で迎えた10戦目は、3歳戦のカンナ特別（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は10戦連続で澤佳宏騎手（9戦2勝）。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が悪くなり13着に敗れた。

9月8日、中1週で迎えた11戦目は、3歳戦のりんどう特別（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で澤佳宏騎手（10戦2勝）。13頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい9着に終わった。

10月4日、中3週で迎えた12戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のきんもくせい特別（大井ダート1700m 曇/良）に出走。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず12着に敗れた。

4歳（2002年）

1月24日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた13戦目は、一般C2四五六（大井ダート1390m 晴/稍重）に出走。鞍上は澤佳宏騎手（11戦2勝）。12頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず12着に終わった。

2月11日、中2週で迎えた14戦目は、牝馬限定のハンデ戦の一般C1 C2（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で澤佳宏騎手（12戦2勝）。14頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

2月20日、連闘で迎えた15戦目は、一般C2三（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で澤佳宏騎手（13戦2勝）。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、3着に入った。

3月6日、中1週で迎えた16戦目は、啓蟄特別（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で澤佳宏騎手（14戦2勝）。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず6着に敗れた。

3月19日、中1週で迎えた17戦目は、春草特別（大井ダート1690m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で澤佳宏騎手（15戦2勝）。13頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、超スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のライデンニセイに1馬身半の差をつけて3勝目を収める

4月10日、中2週で迎えた18戦目は、六分儀座特別（大井ダート1690m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で澤佳宏騎手（16戦3勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、かなり緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな伸び脚で驀進したが、マルハチシェーバーに交わされて1馬身差の2着となった。

4月27日、中1週で迎えた19戦目は、一般C1二（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で澤佳宏騎手（17戦3勝）。14頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、かなり遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい11着に敗れた。

5月31日、中4週で迎えた20戦目は、草笛特別（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で澤佳宏騎手（18戦3勝）。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、極端なスローペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。

6月18日、中2週で迎えた21戦目は、牝馬限定のハンデ戦のジューンブライド特別（大井ダート1590m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は9戦連続で澤佳宏騎手（19戦3勝）。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が振るわず13着に敗れた。

7月5日、中1週で迎えた22戦目は、一般C1四五（大井ダート1190m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で澤佳宏騎手（20戦3勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、トサノケントーにハナ差交わされて2着となった。

8月9日、中4週で迎えた23戦目は、森下博騎手を鞍上に迎えて、りゅう座特別（大井ダート1690m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。主導権を握り、非常に緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のスズノミサイルに2馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

11月1日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から18kg増やして迎えた24戦目は、カペラ賞（大井ダート1690m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で森下博騎手（1戦1勝）。14頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は減速してしまい14着に終わった。

11月20日、中2週で迎えた25戦目は、一般B3三（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で森下博騎手（2戦1勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

12月10日、中2週で迎えた26戦目は、一般B3三（大井ダート1590m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で森下博騎手（3戦1勝）。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、緩やかなペースでレースを進める。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では余力が残っておらず14着に敗れた。

12月29日、中2週で迎えた27戦目は、ウインターテール賞（大井ダート1190m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で森下博騎手（4戦1勝）。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや鈍り、5着に終わった。

5歳（2003年）

1月17日、中2週で迎えた28戦目は、初春賞（大井ダート1790m 晴/良）に出走。鞍上は澤佳宏騎手（21戦3勝）。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では伸びが鈍く14着に敗れた。

7月30日、約6か月半の休み明けで迎えた29戦目は、潮騒特別（大井ダート1590m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は森下博騎手（5戦1勝）。14頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり10着に終わった。

8月15日、中1週で迎えた30戦目は、みずがめ座特別（大井ダート1590m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で森下博騎手（6戦1勝）。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では切れる脚を使えず14着に敗れた。

9月8日、中2週で迎えた31戦目は、白露特別（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。鞍上は今野忠成騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。主導権を奪い、非常に緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい10着に終わった。

9月30日、中2週で迎えた32戦目は、牝馬限定のハンデ戦の一般B3 C1（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。鞍上は澤佳宏騎手（22戦3勝）。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は勢いを失って12着に終わった。

10月11日、中1週で迎えた33戦目は、オリオン座特別（大井ダート1190m 雨/良）に出走。鞍上は今野忠成騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

10月24日、中1週で迎えた34戦目は、ふたご座特別（大井ダート1590m 内回り晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（3戦0勝）。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では鋭い脚を使えず11着に終わった。

11月5日、中1週で迎えた35戦目は、牝馬限定のハンデ戦の一般B3 C1（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で今野忠成騎手（4戦0勝）。14頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びあぐねて12着に終わった。

6歳（2004年）

4月21日、約5か月半の休み明けで迎えた36戦目は、一般C1六（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で今野忠成騎手（5戦0勝）。13頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

5月22日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた37戦目は、牝馬限定のハンデ戦の一般C1 C2（大井ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で今野忠成騎手（6戦0勝）。14頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く14着に終わった。

6月1日、中0週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた38戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、一般C1五六（大井ダート1400m 曇/不良）に出走。13頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず13着に終わった。