ケイアイミシック（2002年生、母アトムピット）

ケイアイミシック（2002年3月19日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋神話の」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のアフリート（当時18歳）と交配したアトムピットが14歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は大滝康晴。戦績は、中央平地5戦0勝2着1回、地方14戦2勝2着5回。主な勝ち鞍は2006年の夜桜賞(一般C2一)。

経歴

デビュー前

西浦勝一厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2005年）

2月20日、デビュー戦は上村洋行騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1400m 曇/不良）に出走。馬体重は436kg。15頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では全く伸びず6着に敗れた。

3月13日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天資の闘志でゴールまで力戦したが、5着に終わった。

7月16日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から20kg戻して迎えた3戦目は、本田優騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、メイショウモアに3/4馬身交わされて2着となった。

7月31日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田優騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、極端なハイペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

9月24日、中7週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（札幌芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では全く伸びず9着に敗れた。

11月21日、中7週で迎えた6戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

11月29日、連闘で迎えた7戦目は、3歳（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたカミタカジョー決め手に屈してアタマ差の2着に惜敗した。

12月23日、中2週で迎えた8戦目は、3歳（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山崎誠士騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では印象的な伸び脚で猛進したが、ディアドラにアタマ差交わされて2着に惜敗した。

4歳（2006年）

1月23日、中3週で迎えた9戦目は、一般C2五六七（川崎ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で山崎誠士騎手（3戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る形となり、厳しいペースで馬群を先導。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力で最後まで踏ん張ったが、ホウザンフクキタルに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

2月22日、中3週で迎えた10戦目は、一般C2三四（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で山崎誠士騎手（4戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る形となり、スローペースで馬群を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み5着に沈んだ。

3月13日、中2週で迎えた11戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、一般C2三アイ（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて楽々と抜け出し、最後は2着のシゲフジオペラに3馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

3月28日、中1週で迎えた12戦目は、夜桜賞（川崎ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。先手を奪い、若干緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のトゥデイフォーユーに2馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

4月21日、中2週で迎えた13戦目は、一般C1二（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（2戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではスパッとキレる脚で猛進したが、ヤマニンプレイズにクビ差交わされて2着に甘んじた。

5月18日、中3週で迎えた14戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、薫風特別（川崎ダート1400m 曇/不良）に出走。6頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったハネダチアリにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗れた。

6月13日、中3週で迎えた15戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のマーメイド特別（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が鈍り9着に敗れた。

7月7日、中2週で迎えた16戦目は、牝馬限定戦の織姫特別南関東所属（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚を失くしてしまい13着に敗れた。

11月23日、約4か月半の休み明けで迎えた17戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、寄居みかん賞（浦和ダート1600m 曇/稍重）に出走。11頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では決め手が足りず11着に終わった。

12月14日、中2週で迎えた18戦目は、鈴木啓之騎手を鞍上に迎えて、一般C1三（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。14頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が振るわず13着に終わった。

5歳（2007年）

1月1日、中2週で迎えた19戦目は、森下博騎手を鞍上に迎えて、一般C1五（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。13頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず12着に終わった。