トランスミッション（1994年生、母ウインザーローズ）

トランスミッション（1994年4月26日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のメイワパッサー（当時19歳）と交配したウインザーローズが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）明和牧場。戦績は、中央平地23戦2勝2着2回、地方11戦0勝。主な勝ち鞍は1998年の5歳以上500万下。

経歴

デビュー前

鈴木清厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1997年）

7月13日、デビュー戦は高山太郎騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（新潟ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は450kg。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

8月2日、中2週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（新潟ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高山太郎騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

9月27日、中7週で迎えた3戦目は、蛯名利弘騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山ダート1200m 曇/不良）に出走。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、凄まじいハイペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮闘したが、バージニアリールに半馬身交わされて2着となった。

10月12日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（福島ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名利弘騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

11月2日、中2週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（福島ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名利弘騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

11月15日、中1週で迎えた6戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島ダート1000m 晴/重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて、最後は2着のラメールに3馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

12月7日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は蛯名利弘騎手（3戦0勝）。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は力尽きて9着に終わった。

12月23日、中1週で迎えた8戦目は、マルチカップ特別（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名利弘騎手（4戦0勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。3着に終わった。

4歳（1998年）

1月11日、中2週で迎えた9戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名利弘騎手（5戦0勝）。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のダブルシェーバーをクビ差振り切って先頭ゴールを果たした。

3月21日、中9週で迎えた10戦目は、5歳以上900万下の両国特別（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は4戦連続で蛯名利弘騎手（6戦1勝）。15頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら3番手で通過。最後は脚色が悪くなり14着に終わった。

8月29日、約5か月半の休み明けで迎えた11戦目は、町田義一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（札幌ダート1000m 曇/稍重）に出走。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚勢が衰えて11着に終わった。

9月12日、中1週で迎えた12戦目は、加藤和宏騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、勝ったマコトテンリュウに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

9月20日、連闘で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和宏騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。

5歳（1999年）

1月24日、約4か月の休養明けで迎えた14戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で加藤和宏騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

2月13日、中2週で迎えた15戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で加藤和宏騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は勢いを失って13着に敗れた。

3月14日、中3週で迎えた16戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で加藤和宏騎手（4戦0勝）。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

4月11日、中3週で迎えた17戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中山ダート1200m 小雨/不良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を持続できず、5着に終わった。

5月3日、中2週で迎えた18戦目は、苗場特別（新潟(地)ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。9着に敗れた。

7月24日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた19戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で中舘英二騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚色が衰えて12着に敗れた。

8月22日、中3週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた20戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は加藤和宏騎手（5戦0勝）。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず6着に終わった。

9月11日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和宏騎手（6戦0勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に終わった。

6歳（2000年）

3月18日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた22戦目は、菊池憲太騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。14頭立ての9番人気で大外14番ゲートからスタート。逃げを打ち、緩みのないペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天資の負けじ魂を発揮してゴールまで力戦し、3着を確保した。

4月16日、中3週で迎えた23戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/不良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で菊池憲太騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

5月13日、中3週で迎えた24戦目は、5歳以上500万下（福島ダート1000m 雨/不良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に敗れた。

9月24日、約4か月半の休み明けで迎えた25戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/不良）に出走。14頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に終わった。

11月19日、中7週で迎えた26戦目は、桑野等騎手を鞍上に迎えて、一般B1（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では脚を伸ばせず最後はエーブプロテインと並んで5着同着となった。

12月5日、中1週で迎えた27戦目は、一般B1（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で桑野等騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は垂れてしまい7着に敗れた。

12月17日、中1週で迎えた28戦目は、山上由紀子騎手を鞍上に迎えて、一般B1（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、後続を2馬身以上離して、でレースを引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に終わった。

7歳（2001年）

1月3日、中1週で迎えた29戦目は、一般B1（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山上由紀子騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。先手を取る形となり、後続との差を2馬身以上保って、で馬群を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

4月15日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた30戦目は、一般B2（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は桑野等騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場なく7着に終わった。

4月28日、中1週で迎えた31戦目は、山本育男騎手を鞍上に迎えて、一般B2（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。果敢に端をきり、リードを2馬身以上キープして、で一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に終わった。

5月20日、中2週で迎えた32戦目は、一般B2（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本育男騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に終わった。

6月3日、中1週で迎えた33戦目は、一般B2（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山本育男騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に終わった。

6月18日、中1週で迎えた34戦目は、米倉知騎手を鞍上に迎えて、一般B2（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に終わった。