バトルマジックラン（2000年生、母キリチェリオ）

バトルマジックラン（2000年3月31日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋魔法＋走る」。毛色は青鹿毛。種牡馬のアマジックマン（当時8歳）と交配したキリチェリオが16歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は杉山義行。戦績は、中央平地1戦0勝、地方24戦6勝2着7回。2002年のブラックホーク賞に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

原孝明厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2002年）

4月10日、デビュー戦は坂下秀樹騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は462kg。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のネコキャットに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

6月13日、中8週で迎えた2戦目は、岡島玉一騎手を鞍上に迎えて、2歳（札幌(地)ダート1000m 曇/良）に出走。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。4着に終わった。

7月23日、中5週で迎えた3戦目は、2歳オープンのブラックホーク賞（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は坂下秀樹騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。最後は、2着のパッションキャリーをクビ差制して制した。

8月17日、中3週で迎えた4戦目は、川島洋人騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では全く伸びず7着に敗れた。

9月4日、中2週で迎えた5戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、2歳（旭川ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。7着に敗れた。

3歳（2003年）

6月7日、約9か月の休み明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた6戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では余力が残っておらず7着に敗れた。

6月23日、中1週で迎えた7戦目は、3歳（大井ダート1590m 内回り雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

7月24日、中3週で迎えた8戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1590m 内回り曇/不良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のように急駛したが、抜け出したケイドリームを捕まえ切れず、ハナ差の2着に甘んじた。

8月24日、中3週で迎えた9戦目は、3歳（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったミラクルミヤビに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

10月11日、中6週で迎えた10戦目は、3歳戦のぎんもくせい特別（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、超スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではシャープな伸びを見せたが、デモンストレーターに半馬身交わされて2着に敗北した。

11月1日、中2週で迎えた11戦目は、一般C1八九（大井ダート1590m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（3戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のネイティブキングに1馬身半の差をつけて3勝目を収める

11月26日、中3週で迎えた12戦目は、一般C1五（大井ダート1590m 内回り晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で的場文男騎手（4戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を繰り出したが、3着に終わった。

12月29日、中4週で迎えた13戦目は、桑島孝春騎手を鞍上に迎えて、ウインターテール賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

4歳（2004年）

1月7日、連闘で迎えた14戦目は、一般C1五（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は的場文男騎手（5戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

1月20日、中1週で迎えた15戦目は、一般C1五六（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（6戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端を取り切り、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り続けて、最後は2着のグラスオトメに2馬身の差をつけて制した。

2月18日、中3週で迎えた16戦目は、如月特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（7戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を取り、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のタフさで最後まで崩れずに走り抜いたが、シーサーハーンに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

3月5日、中1週で迎えた17戦目は、一般B3三（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（8戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では迫力のある伸びを見せたが、勝ったスピードレインボーにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

5歳（2005年）

1月7日、約10か月半の休み明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた18戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、初富士特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で大外14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい9着に敗れた。

1月20日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた19戦目は、見沢譲治騎手を鞍上に迎えて、一般C1三四（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

2月3日、中1週で迎えた20戦目は、東風特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は的場文男騎手（9戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、若干遅いペースでレースを進める。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

3月9日、中4週で迎えた21戦目は、弥生特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（10戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、ユウユウカイザーにハナ差交わされて2着に甘んじた。

3月25日、中1週で迎えた22戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、春風特別（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、ウエノマルタロベエに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

4月5日、中1週で迎えた23戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、卯月賞（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のジャックコンドルに1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

5月9日、中4週で迎えた24戦目は、コルヒドレ賞（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて難なく抜け出し、最後は2着のステルスラインに3馬身の差をつけて6勝目を掴み取った。

5月28日、中2週で迎えた25戦目は、ハンデ戦のプレセペ賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（2戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では強靭な末脚を披露したが、3着に終わった。