アースフォーリア（2007年生、母フォーリア）

アースフォーリア（2007年5月7日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋母名」。毛色は鹿毛。種牡馬のゼンノエルシド（当時10歳）と交配したフォーリアが19歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は名古屋鎮一。戦績は、中央平地5戦0勝、地方19戦6勝2着5回。主な勝ち鞍は2010年の3歳。

経歴

デビュー前

坂口正則厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2010年）

1月24日、デビュー戦は柴山雄一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は456kg。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず15着に終わった。

2月14日、中2週で迎えた2戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では今一つ伸び切れず14着に終わった。

2月27日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず7着に終わった。

3月21日、中2週で迎えた4戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。13頭立ての9番人気で大外13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に終わった。

5月7日、中6週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた5戦目は、横井将人騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったフラッパーミクに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

5月21日、中1週で迎えた6戦目は、3歳（名古屋ダート800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で横井将人騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るマコトイシスを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

6月1日、中1週で迎えた7戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横井将人騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、プランテーションに半馬身交わされて2着に敗北した。

6月30日、中3週で迎えた8戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で横井将人騎手（3戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のケアラケクアをクビ差振り切って圧倒的人気に応えた。

7月15日、中1週で迎えた9戦目は、3歳戦のネットケイバモバイル開設記念（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で横井将人騎手（4戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったウィングヴェールにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

7月28日、中1週で迎えた10戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で横井将人騎手（5戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のワイエスドンに1馬身半の差をつけて3勝目をつかんだ。

8月10日、中1週で迎えた11戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で横井将人騎手（6戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

8月25日、中1週で迎えた12戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で横井将人騎手（7戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るラインラピットを鮮烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて1番人気に応えた。

9月14日、中2週で迎えた13戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で横井将人騎手（8戦4勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に敗れた。

9月28日、中1週で迎えた14戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は10戦連続で横井将人騎手（9戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場なく4着に敗れた。

10月5日、連闘で迎えた15戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は11戦連続で横井将人騎手（10戦4勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、3着に入り込んだ。

10月19日、中1週で迎えた16戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で横井将人騎手（11戦4勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず4着に敗れた。

11月17日、中3週で迎えた17戦目は、一般C16（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は13戦連続で横井将人騎手（12戦4勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

12月1日、中1週で迎えた18戦目は、別府真衣騎手を鞍上に迎えて、荒スポブログカップ（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、ピンクデージーにクビ差交わされて2着となった。

12月8日、連闘で迎えた19戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、一般C13（名古屋ダート1300m 晴/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では印象的な伸び脚を見せたが、伸びてきたヒルノリシャール決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

12月23日、中1週で迎えた20戦目は、がんばれ!阪野学騎手応援企画賞（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びあぐねて4着に敗れた。

4歳（2011年）

1月2日、中0週で迎えた21戦目は、一般C12（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で丸野勝虎騎手（2戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のクロンドローリエに1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

1月28日、中3週で迎えた22戦目は、一般C2（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で丸野勝虎騎手（3戦1勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では決め手に欠いて5着に敗れた。

2月10日、中1週で迎えた23戦目は、一般C11（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で丸野勝虎騎手（4戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るイナズマバイブルを次元の違う末脚でハナ差だけ差し切って断然の支持に応えた。

6月26日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg減らして迎えた24戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の南港特別（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。12頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では脚が上がってしまい12着に終わった。