ヒルノリシャール（2007年生、母ボンフェム）

ヒルノリシャール（2007年3月24日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋人名」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のホワイトマズル（当時17歳）と交配したボンフェムが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は青森県、生産者は今川満良。戦績は、中央平地3戦0勝、地方21戦6勝2着5回。主な勝ち鞍は2010年の旬菜・旬果まるごとあいちカップ(一般C2)。

経歴

デビュー前

飯田雄三厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2009年）

12月6日、デビュー戦はR.マラージ騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は456kg。13頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。

3歳（2010年）

7月3日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた2戦目は、上野翔騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 雨/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では伸びあぐねて14着に終わった。

8月25日、中7週で馬体重を前走から15kg絞って迎えた3戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の名古屋チャレンジカップバナナ賞（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず4着に終わった。

9月11日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、5着を確保した。

10月8日、中3週で馬体重を前走から22kg増やして迎えた5戦目は、友森翔太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったヒラボクエースに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

10月14日、連闘で迎えた6戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で友森翔太郎騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

10月22日、連闘で迎えた7戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で友森翔太郎騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では物凄い伸び脚で追い上げたが、勝ったサマーロコガールに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

11月2日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、一般C22（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で友森翔太郎騎手（3戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るナスダックヘイローを上がり1位の末脚でハナ差だけ差し切って待望の初白星を挙げた。

11月19日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた9戦目は、旬菜・旬果まるごとあいちカップ（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で友森翔太郎騎手（4戦1勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のイノセントメイデンに1馬身の差をつけて2勝目をゲットした。

12月1日、中1週で迎えた10戦目は、荒スポブログカップ（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で友森翔太郎騎手（5戦2勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮したが、3着に終わった。

12月8日、連闘で迎えた11戦目は、一般C13（名古屋ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で友森翔太郎騎手（6戦2勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のアースフォーリアを半馬身振り切って3勝目を挙げた。

12月16日、連闘で迎えた12戦目は、一般C16（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で友森翔太郎騎手（7戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で猛進したが、勝ったヤマニンブースターにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

12月23日、連闘で迎えた13戦目は、ホワイトバッジ記念（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で友森翔太郎騎手（8戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線に入ると、前で粘るラブミーモアを強烈な末脚でクビ差だけ差し切って4勝目を手中に収めた。

4歳（2011年）

1月4日、中1週で迎えた14戦目は、C級セレクトカップ（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で友森翔太郎騎手（9戦4勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず4着に敗れた。

1月14日、中0週で迎えた15戦目は、一般C8（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で友森翔太郎騎手（10戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサヴァランに4馬身の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

1月28日、中1週で迎えた16戦目は、葉牡丹特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で友森翔太郎騎手（11戦5勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず4着に敗れた。

2月24日、中3週で迎えた17戦目は、琉聖君2歳誕生日記念（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は13戦連続で友森翔太郎騎手（12戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

3月10日、中1週で迎えた18戦目は、一般C6（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は14戦連続で友森翔太郎騎手（13戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のストームキングに3馬身の差をつけてファンの期待に応えた。

3月25日、中1週で迎えた19戦目は、一般B10（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は15戦連続で友森翔太郎騎手（14戦6勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

3月31日、連闘で迎えた20戦目は、一般B9（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で友森翔太郎騎手（15戦6勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では逸出した伸び脚で追い上げたが、勝ったスマートクローザーに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

4月15日、中1週で迎えた21戦目は、芝桜賞（名古屋ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は17戦連続で友森翔太郎騎手（16戦6勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4月22日、連闘で迎えた22戦目は、一般B7（名古屋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は18戦連続で友森翔太郎騎手（17戦6勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったマイネルバルトークに詰め切れず、8馬身差の2着に敗北した。

5月26日、中4週で迎えた23戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、一般C1四五（大井ダート1400m 曇/良）に出走。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では脚を伸ばせず13着に敗れた。

8月2日、中9週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた24戦目は、達城龍次騎手を鞍上に迎えて、一般C1七八（大井ダート1400m 曇/良）に出走。13頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。