ラインアンジェラ（2020年生、母ファシネイト）

ラインアンジェラ（2020年5月1日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+ギリシャ語の『神の使者』が由来の人名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のシニスターミニスター（当時17歳）と交配したファシネイトが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は岡田牧場。主な勝ち鞍は2023年の3歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、岡田牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、大澤繁昌によって935万円で落札された。

水野貴広厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2022年）

11月19日、デビュー戦は菅原明良騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は468kg。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に敗れた。

12月17日、中3週で迎えた2戦目は、武藤雅騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に敗れた。

3歳（2023年）

1月15日、中3週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武藤雅騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に敗れた。

3月12日、中7週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武藤雅騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に敗れた。

4月29日、中6週で迎えた5戦目は、永野猛蔵騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見所を作れず6着に敗れた。

5月21日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（東京ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で永野猛蔵騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では全く伸びず9着に終わった。

7月8日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1150m 曇/良）に出走。鞍上は武藤雅騎手（3戦0勝）。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず14着に敗れた。

2023年7月12日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

8月12日、中4週で馬体重を前走から23kg戻して迎えた8戦目は、金山昇馬騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のSAGAリベンジャーズ（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

8月26日、中1週で迎えた9戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で金山昇馬騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のペイシャウォーリアに5馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

9月16日、中2週で迎えた10戦目は、3歳戦のほとめきナイター賞（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で金山昇馬騎手（2戦1勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、シゲルハピネスにハナ差交わされて2着に惜敗した。

10月7日、中2週で迎えた11戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、的場文男チャレンジカップ（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

11月5日、中3週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた12戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2-20（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のアグリモニーに2馬身半の差をつけて2勝目を奪取した。

11月20日、中1週で迎えた13戦目は、KYUSHU DREAM賞（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では自慢の末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のサウンドミライに1馬身半の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

12月9日、中2週で迎えた14戦目は、C2-6組（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（2戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて、最後は2着のハクアイリシャールを3/4馬身振り切って優勝

12月24日、中1週で迎えた15戦目は、ケフェウス座特選（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で山口勲騎手（3戦3勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では徐々に前との差を詰めて、最後は2着のアシャカデュランをクビ差振り切って破竹の4連勝を決めた。

4歳（2024年）

1月27日、中4週で迎えた16戦目は、冬天賞（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で山口勲騎手（4戦4勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではものすごい伸び脚で驀進したが、リネンスピリットに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

4月6日、中9週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた17戦目は、小沢大仁騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（福島ダート1150m 曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では伸びが劣勢になり14着に終わった。