リキサンロック（1988年生、母チエリーコマンダー）

リキサンロック（1988年3月4日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のタケシバオー（当時23歳）と交配したチエリーコマンダーが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）競優牧場。戦績は、中央平地27戦3勝2着3回、地方3戦0勝。1990年のコスモス賞(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

奥平真治厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1990年）

8月5日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（函館芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は446kg。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では印象的な伸び脚で急追したが、抜け出したホッカイファイヤーにクビ差届かず2着となった。

8月19日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、きっちりと終いの脚を伸ばして、最後は2着のロバートタイガーに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

9月22日、中4週で迎えた3戦目は、郷原洋行騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのコスモス賞（函館芝1700m 晴/重）に出走。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びを欠き3着に敗れた。

3歳（1991年）

1月27日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた4戦目は、4歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は横山典弘騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず9着に敗れた。

2月9日、中1週で迎えた5戦目は、4歳500万下（東京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（3戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず5着に敗れた。

2月23日、中1週で迎えた6戦目は、4歳500万下の水仙賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（4戦1勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。最後はスピードが落ちてしまい6着に敗れた。

3月16日、中2週で迎えた7戦目は、徳吉孝士騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（中山芝1600m 外回り曇/良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、5着に入り込んだ。

4月7日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた8戦目は、田村正光騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下の山藤賞（中山芝1800m 雨/不良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では卓出した伸び脚で急追したが、抜け出したヒガシマジョルカにクビ差届かず2着に甘んじた。

4月27日、中2週で迎えた9戦目は、4歳500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田村正光騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に敗れた。

5月19日、中2週で迎えた10戦目は、4歳500万下（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田村正光騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず4着に終わった。

6月9日、中2週で迎えた11戦目は、4歳500万下のくちなし賞（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田村正光騎手（3戦0勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

6月29日、中2週で迎えた12戦目は、4歳500万下（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で田村正光騎手（4戦0勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したヤマトタケルを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

8月4日、中4週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（函館芝1800m 曇/不良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（5戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のトモエトレンディに6馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

8月25日、中2週で迎えた14戦目は、柴田政人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下のかもめ島特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のサクラスズカオーを半馬身振り切って制した。

9月8日、中1週で迎えた15戦目は、内田浩一騎手を鞍上に迎えて、UHB杯（函館芝1800m 晴/稍重）に出走。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に敗れた。

10月6日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた16戦目は、オクトーバーステークス（東京芝2300m 小雨/稍重）に出走。鞍上は柴田政人騎手（1戦1勝）。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に終わった。

10月26日、中2週で迎えた17戦目は、白秋ステークス（東京芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田政人騎手（2戦1勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では伸びを欠き10着に終わった。

11月24日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた18戦目は、ハンデ戦のウェルカムステークス（東京芝2000m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で柴田政人騎手（3戦1勝）。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では鋭い脚を使えず14着に終わった。

12月15日、中2週で迎えた19戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の冬至ステークス（中山芝2500m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。6頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に終わった。

4歳（1992年）

1月5日、中2週で迎えた20戦目は、迎春ステークス（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、後続を2馬身以上離して、落ち着いたペースでレースを牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に終わった。

2月3日、中3週で迎えた21戦目は、ハンデG3のダイヤモンドステークス（東京芝3200m 曇/稍重）に49kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で中舘英二騎手（2戦0勝）。15頭立ての13番人気で大外15番ゲートからスタート。端を奪う形となり、後続との差を2馬身以上キープして、やや遅いペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は垂れてしまい13着に終わった。

2月22日、中2週で迎えた22戦目は、白富士ステークス（東京芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で中舘英二騎手（3戦0勝）。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はバテてしまい7着に敗れた。

3月8日、中1週で迎えた23戦目は、ハンデ戦のサンシャインステークス（中山芝2500m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で中舘英二騎手（4戦0勝）。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい7着に終わった。

4月4日、中3週で迎えた24戦目は、ブラッドストーンステークス（中山芝3200m 外→内曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で中舘英二騎手（5戦0勝）。6頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に終わった。

5月17日、中5週で迎えた25戦目は、緑風ステークス（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（6戦2勝）。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって6着に終わった。

6月13日、中3週で迎えた26戦目は、ハンデ戦のジューンステークス（東京芝2400m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は中舘英二騎手（6戦0勝）。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に終わった。

5歳（1993年）

3月28日、約9か月半の休養明けで迎えた27戦目は、宗像徹騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（中山芝1600m 外回り雨/稍重）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。最後は失速してしまい14着に終わった。

9月8日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた28戦目は、山口竜一騎手を鞍上に迎えて、はやぶさ特別（足利ダート1700m 雨/不良）に出走。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。8着に終わった。

9月20日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた29戦目は、早川順一騎手を鞍上に迎えて、長月特別（宇都宮ダート1900m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。8着に終わった。

10月6日、中1週で迎えた30戦目は、今平弥騎手を鞍上に迎えて、二荒賞（宇都宮ダート1900m 晴/稍重）に出走。8頭立ての8番人気で大外8番ゲートからスタート。7着に終わった。