マツリダバンチョウ（2011年生、母オースチンローズ）

マツリダバンチョウ（2011年2月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「父名の一部＋番長」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のマツリダゴッホ（当時8歳）と交配したオースチンローズが10歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）真歌田中牧場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方9戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2014年の一般C2九。

経歴

デビュー前

1歳のとき、真歌田中牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、佐藤伝二によって273万円で落札された。2歳のとき、岡田牧場から「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、井村誉志雄によって630万円で落札された。

清水英克厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2014年）

6月22日、デビュー戦は西田雄一郎騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（東京芝1400m 小雨/稍重）に出走。馬体重は430kg。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では見せ場なく13着に終わった。

9月6日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、3歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で西田雄一郎騎手（1戦0勝）。18頭立ての16番人気で16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では末脚がパッとせず17着に終わった。

11月9日、中8週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、藤田弘治騎手を鞍上に迎えて、一般C2十（金沢ダート1400m 雨/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したトラヒメを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

11月23日、中1週で迎えた4戦目は、一般C2-9（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で藤田弘治騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

12月8日、中1週で迎えた5戦目は、一般C2九（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で藤田弘治騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では根気強くタフに走り抜いたが、勝ったシャトールージュに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

12月21日、中1週で迎えた6戦目は、一般C2九（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で藤田弘治騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のエカヒに1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

4歳（2015年）

1月7日、中1週で迎えた7戦目は、尾島徹騎手を鞍上に迎えて、一般C24（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のヤレバデキルコに1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

1月20日、中1週で迎えた8戦目は、葉牡丹特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で尾島徹騎手（1戦1勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に敗れた。

2月6日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた9戦目は、中島龍也騎手を鞍上に迎えて、一般C26（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり4着に敗れた。

2月20日、中1週で迎えた10戦目は、BAOOカップin笠松（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中島龍也騎手（1戦0勝）。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びあぐねて3着に敗れた。

3月5日、中1週で迎えた11戦目は、一般C18（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は尾島徹騎手（2戦1勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。競走中止となった。