ナムラリボン（2013年生、母ナムラスプレンダー）

ナムラリボン（2013年3月13日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋リボン（かざり）」。毛色は鹿毛。種牡馬のエンパイアメーカー（当時13歳）と交配したナムラスプレンダーが7歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は八田ファーム。戦績は、中央平地4戦0勝、地方31戦8勝2着4回。主な勝ち鞍は2016年の雷鳥特別。

経歴

デビュー前

福島信晴厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2015年）

11月23日、デビュー戦は高倉稜騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（京都芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は438kg。18頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘し、5着を確保した。

12月19日、中3週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（中京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高倉稜騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず7着に終わった。

3歳（2016年）

2月27日、中9週で迎えた3戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて14着に終わった。

3月26日、中3週で迎えた4戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に終わった。

4月21日、中3週で迎えた5戦目は、山田祥雄騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の429サンクスホースデイズ開催（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のハナノバンジョウに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

5月3日、中1週で迎えた6戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田祥雄騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のストーミングスカイに1馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

5月26日、中2週で迎えた7戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山田祥雄騎手（2戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のダーダネルスに6馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

6月7日、中1週で迎えた8戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で山田祥雄騎手（3戦3勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のメモリージャーマンに7馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

6月29日、中2週で迎えた9戦目は、3歳戦の槍ヶ岳賞（笠松ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で山田祥雄騎手（4戦4勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、マルヨスラブにクビ差交わされて2着に甘んじた。

7月18日、中2週で迎えた10戦目は、戸部尚実騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のカッコウ特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛進したが、キタノシャーロットに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

8月2日、中1週で迎えた11戦目は、3歳戦のコノハズク特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は山田祥雄騎手（5戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

8月19日、中1週で迎えた12戦目は、3歳戦のほととぎす特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田祥雄騎手（6戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で急追したが、勝ったキミノマリアに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

8月31日、中1週で迎えた13戦目は、3歳戦の雷鳥特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山田祥雄騎手（7戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るエメラルドクイーンをアタマ差だけ差し切って制した。

9月19日、中2週で迎えた14戦目は、3歳地方重賞の秋の鞍（名古屋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で山田祥雄騎手（8戦5勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に敗れた。

10月26日、中4週で迎えた15戦目は、3歳戦の神無月特別（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で山田祥雄騎手（9戦5勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に敗れた。

11月16日、中2週で迎えた16戦目は、一般B4（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で山田祥雄騎手（10戦5勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて、最後は2着のラブミーリバティーをアタマ差振り切って制した。

11月23日、連闘で迎えた17戦目は、OKBパディントン杯（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で山田祥雄騎手（11戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天性のガッツでゴールまで力闘したが、3着に終わった。

12月12日、中2週で迎えた18戦目は、初霜特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で山田祥雄騎手（12戦6勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場なく9着に敗れた。

4歳（2017年）

1月1日、中2週で迎えた19戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、松竹梅特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るレディエントブルーを半馬身差し切って勝利を手中に収めた。

1月23日、中2週で迎えた20戦目は、千両特別（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は山田祥雄騎手（13戦6勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場なく9着に敗れた。

2月13日、中2週で迎えた21戦目は、立春特別（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山田祥雄騎手（14戦6勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に終わった。

2月27日、中1週で迎えた22戦目は、如月特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山田祥雄騎手（15戦6勝）。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に終わった。

3月13日、中1週で迎えた23戦目は、加藤聡一騎手を鞍上に迎えて、春暖特別（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では速い脚を使えず4着に敗れた。

3月28日、中1週で迎えた24戦目は、弥生特別（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は山田祥雄騎手（16戦6勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず8着に敗れた。

4月10日、中1週で迎えた25戦目は、尾崎章生騎手を鞍上に迎えて、おひつじ座特別（名古屋ダート1600m 曇/重）に出走。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では見せ場なく10着に終わった。

5月5日、中3週で迎えた26戦目は、AGI名古屋城カップ（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で尾崎章生騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く9着に終わった。

5月28日、中2週で迎えた27戦目は、山下裕貴騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1-3（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に終わった。

6月11日、中1週で迎えた28戦目は、吉田順治騎手を鞍上に迎えて、長崎街道内野宿特選（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、4着に入り込んだ。

6月24日、中1週で迎えた29戦目は、3歳以上C1-3（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は山下裕貴騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、勝ったヤマイチサンライズを半馬身捉え切れず2着となった。

7月9日、中1週で迎えた30戦目は、真島正徳騎手を鞍上に迎えて、里帰りジョッキーズカップホームタウンカップ（佐賀ダート1800m 曇/不良）に出走。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後はバテてしまい9着に終わった。

7月23日、中1週で迎えた31戦目は、スターフェスティバルカップ（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は山下裕貴騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のキンノシャチホコに2馬身半の差をつけて8勝目を手に入れた。

8月6日、中1週で迎えた32戦目は、オーガスト特選（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山下裕貴騎手（3戦1勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

8月16日、中0週で迎えた33戦目は、楽天競馬10周年記念（佐賀ダート1750m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山下裕貴騎手（4戦1勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では見所を作れず8着に敗れた。

9月30日、中5週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた34戦目は、児島真二騎手を鞍上に迎えて、エトワールカップ（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。

10月9日、連闘で迎えた35戦目は、陽月賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は山下裕貴騎手（5戦1勝）。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず11着に終わった。