ウエスタンディオ（2007年生、母ウエスタンシャープ）

ウエスタンディオ（2007年5月4日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋神（伊）」。毛色は鹿毛。種牡馬のフレンチデピュティ（当時15歳）と交配したウエスタンシャープが15歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）北西牧場。戦績は、中央平地39戦2勝2着5回、中央障害2戦0勝。主な勝ち鞍は2011年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

当歳のとき、北西牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。

尾形充弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2009年）

7月26日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。馬体重は444kg。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、抜け出したコスモセンサーを差し切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

8月8日、中1週で迎えた2戦目は、2歳オープンのダリア賞（新潟芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始5番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、4着に終わった。

9月6日、中3週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（2戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて17番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のウインマリアベールを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

3歳（2010年）

1月16日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から34kg増やして迎えた4戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

1月31日、中1週で迎えた5戦目は、3歳オープンのクロッカスステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（3戦1勝）。13頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は垂れてしまい9着に敗れた。

2月13日、中1週で迎えた6戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1400m 小雨/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後は失速してしまい13着に敗れた。

3月13日、中3週で迎えた7戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山芝1200m 外回り晴/稍重）に出走。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

4月4日、中2週で迎えた8戦目は、3歳500万下（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が悪くなり12着に敗れた。

4月25日、中2週で迎えた9戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら8番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

9月19日、約5か月の休養明けで迎えた10戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

10月17日、中3週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦0勝）。18頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではスパッとキレる脚を見せたが、勝ったセイウンジャガーズにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

11月7日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（4戦1勝）。18頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を発揮したが、3着に終わった。

11月14日、連闘で迎えた13戦目は、的場勇人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の小峰城特別（福島芝1800m 曇/良）に出走。14頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず8着に敗れた。

12月11日、中3週で迎えた14戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（中山芝2000m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手が足りず6着に終わった。

4歳（2011年）

3月6日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、4歳以上500万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（5戦1勝）。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に敗れた。

5月1日、中7週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた16戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1400m 曇/良）に出走。18頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線に入ると、前で粘るエアソードーを凄まじい末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて久しぶりに勝ち星を挙げた。

5月14日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上1000万下の立川特別（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（6戦1勝）。8頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が鈍り7着に終わった。

5月28日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上1000万下の葉山特別（東京芝1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は石橋脩騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず4着に敗れた。

6月19日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（中山芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（3戦0勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。

10月22日、約4か月の休み明けで迎えた20戦目は、3歳以上500万下の米山特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（1戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では末脚にキレが無く13着に敗れた。

11月6日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上1000万下（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（4戦0勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では見事な伸び脚で追い上げたが、抜け出したタツミリュウにクビ差届かず2着となった。

11月20日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り小雨/重）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（1戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず7着に敗れた。

12月24日、中4週で迎えた23戦目は、3歳以上1000万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（7戦1勝）。14頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず9着に終わった。

5歳（2012年）

1月28日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた24戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず9着に敗れた。

8月4日、約6か月半の休養明けで迎えた25戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての7番人気で大外18番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では脚を伸ばせず14着に敗れた。

11月4日、約3か月の休養明けで迎えた26戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって8着に終わった。

11月18日、中1週で迎えた27戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では全く伸びず12着に終わった。

12月16日、中3週で迎えた28戦目は、山崎亮誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。18頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

6歳（2013年）

1月20日、中4週で迎えた29戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。18頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、6着に入り込んだ。

1月27日、連闘で迎えた30戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の稲荷特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

4月27日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた31戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の高湯温泉特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

5月12日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた32戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、抜け出したターフデライトを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着となった。

6月2日、中2週で迎えた33戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下のホンコンジョッキークラブトロフィー（東京芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に敗れた。

6月30日、中3週で迎えた34戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の高山特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の強靭な心肺能力でなんとか走り抜いたが、勝ったダノンムーンにねじ伏せられて3馬身差の2着となった。

11月3日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた35戦目は、3歳以上500万下（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が衰えて9着に終わった。

11月16日、中1週で迎えた36戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の高雄特別（京都芝2400m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は福永祐一騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は垂れてしまい9着に終わった。

12月7日、中2週で迎えた37戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は浜中俊騎手（2戦0勝）。14頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚を伸ばせず12着に敗れた。

7歳（2014年）

1月18日、中5週で迎えた38戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず13着に終わった。

2月16日、中3週で迎えた39戦目は、4歳以上500万下（京都芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は四位洋文騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では速い脚を使えず10着に終わった。

4月13日、中7週で迎えた40戦目は、白浜雄造騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。13着に終わった。

5月3日、中2週で迎えた41戦目は、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で白浜雄造騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。11着に終わった。