ウルトラワールド（2020年生、母パールブロッサム）

ウルトラワールド（2020年4月21日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「超越の世界」。毛色は鹿毛。種牡馬のファインニードル（当時7歳）と交配したパールブロッサムが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はハシモトフアーム。主な勝ち鞍は2023年のうまかつ.net金沢ジョッキー選手権5(一般C2十六)。

経歴

デビュー前

中尾秀正厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2023年）

1月28日、デビュー戦は川須栄彦騎手を鞍上に据えて、3歳戦のメイクデビュー中京（中京ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は472kg。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚を失くしてしまい11着に終わった。

2月11日、中1週で迎えた2戦目は、3歳戦の3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川須栄彦騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバタバタになってしまい10着に終わった。

7月22日、約5か月半の休み明けで迎えた3戦目は、永島まなみ騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の3歳未勝利（中京ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚に勢いがなく6着に終わった。

9月2日、中5週で迎えた4戦目は、3歳戦の3歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は川須栄彦騎手（2戦0勝）。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず10着に終わった。

10月3日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた5戦目は、加藤翔馬騎手を鞍上に迎えて、うまかつ.net金沢ジョッキー選手権5（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を炸裂させて、最後は2着のハイクライテリアをアタマ差振り切って初勝利を挙げた。

10月17日、中1週で迎えた6戦目は、祝・藤原吉一結婚&戸建て新築記念（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で加藤翔馬騎手（1戦1勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では見所を作れず4着に敗れた。

10月30日、中1週で迎えた7戦目は、特別編成（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で加藤翔馬騎手（2戦1勝）。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

4歳（2024年）

3月25日、約5か月の休養明けで迎えた8戦目は、無料ネット新聞うまかつ.net金沢賞（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で加藤翔馬騎手（3戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のブリクシアに1馬身半の差をつけて断然の支持に応えた。

4月8日、中1週で迎えた9戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、C2三（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエコログレイトに7馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

4月28日、中2週で迎えた10戦目は、琴音ちゃん誕生日記念★（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は加藤翔馬騎手（4戦2勝）。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして、最後は2着のヴィクターバローズに1馬身の差をつけて4勝目を挙げた。

6月2日、中4週で迎えた11戦目は、なつこ生誕記念（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤翔馬騎手（5戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、フロイングに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

6月15日、中1週で迎えた12戦目は、春瀬なつみ生誕記念なぴかわ杯2024（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で加藤翔馬騎手（6戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のベルウッドミカサに2馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

7月7日、中2週で迎えた13戦目は、兼六園スプリント特番スペシャル生配信記念（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で加藤翔馬騎手（7戦4勝）。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

7月30日、中2週で迎えた14戦目は、池田敦騎手今までありがとう特別編成（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で加藤翔馬騎手（8戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、グルナピークにクビ差交わされて2着に甘んじた。

8月6日、連闘で迎えた15戦目は、能登半島地震復興応援杯（48）（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で加藤翔馬騎手（9戦4勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のエスカミーリョに1馬身半の差をつけて6勝目をつかんだ。

12月24日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた16戦目は、千野稜真騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のポインセチア特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。主導権を握り、平均的なペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったアルヴァレスに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

5歳（2025年）

1月9日、中1週で迎えた17戦目は、吉留孝司騎手を鞍上に迎えて、福寿草特別（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではいいところがなく12着に敗れた。

2月4日、中3週で迎えた18戦目は、モナコ賞（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉留孝司騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、クレテイユにクビ差交わされて2着に甘んじた。