グローリーティアラ（1997年生、母ロイヤルティアラ）

グローリーティアラ（1997年4月20日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のアフリート（当時13歳）と交配したロイヤルティアラが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（株）下河辺牧場。戦績は、中央平地34戦5勝2着5回。主な勝ち鞍は2002年の湯之谷特別(1000万下)。

経歴

デビュー前

中野隆良厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2000年）

2月5日、デビュー戦は小野次郎騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の4歳新馬（東京ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は464kg。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のアキノローラーをハナ差振り切って初勝利を挙げた。

2月20日、中1週で迎えた2戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳500万下（京都ダート1200m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では素晴らしい伸び脚で猛進したが、シルクプリマドンナに交わされて3馬身半差の2着となった。

3月11日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の4歳500万下（阪神ダート1200m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（1戦0勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

4月15日、中4週で迎えた4戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（中山ダート1200m 雨/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、勝ったエーピージョイフルにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

4月23日、連闘で迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は小野次郎騎手（1戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、勝ったトウホージュディを3/4馬身捉え切れず2着に敗北した。

5月21日、中3週で迎えた6戦目は、4歳500万下（東京ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

6月4日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（2戦0勝）。15頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを奪い、リードを2馬身以上保って、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま強靭な粘り腰で末脚を持続させて楽々と抜け出し、最後は2着のナリタジェンヌに3馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

11月19日、約5か月半の休み明けで迎えた8戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上900万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバタバタになってしまい11着に敗れた。

12月10日、中2週で迎えた9戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の稲毛特別（中山ダート1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は中舘英二騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバタバタになってしまい16着に敗れた。

4歳（2001年）

1月5日、中3週で迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は小野次郎騎手（2戦1勝）。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く10着に敗れた。

11月3日、約10か月の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた11戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（3戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はガス欠状態になり9着に敗れた。

11月24日、中2週で迎えた12戦目は、佐藤年毅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って11着に敗れた。

12月15日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤年毅騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く13着に敗れた。

5歳（2002年）

2月3日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（4戦0勝）。14頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

3月2日、中3週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（5戦0勝）。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。最後は垂れてしまい12着に敗れた。

3月16日、中1週で迎えた16戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には食い込めず9着に終わった。

4月27日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた17戦目は、徳吉孝士騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に終わった。

5月26日、中3週で迎えた18戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸び、6着に入り込んだ。

6月16日、中2週で迎えた19戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は大西直宏騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では印象的な伸び脚で驀進したが、勝ったヤマノピクシーにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

7月7日、中2週で迎えた20戦目は、飯田祐史騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

8月3日、中3週で迎えた21戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では弾けるように疾駆したが、抜け出したローレルアンジュを捕まえ切れず、5馬身差の2着に敗北した。

8月24日、中2週で迎えた22戦目は、3歳以上500万下の魚沼特別（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のテンケイをクビ差振り切って久々に勝ち星を挙げた。

9月15日、中2週で迎えた23戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の湯之谷特別（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線に入ると、前で粘るプラチナウィンクを上がり1位の末脚でクビ差だけ差し切って4勝目を収める

9月29日、中1週で迎えた24戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の水上特別（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を繰り出したが、3着に終わった。

11月23日、中7週で迎えた25戦目は、D.バルジュー騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下のセレブレイション賞（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く12着に敗れた。

12月14日、中2週で迎えた26戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（2戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

6歳（2003年）

1月19日、中4週で迎えた27戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の初春賞（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（3戦1勝）。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始14番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず10着に敗れた。

2月15日、中3週で迎えた28戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（4戦1勝）。15頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を披露したが、4着に終わった。

3月1日、中1週で迎えた29戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（中山ダート1200m 小雨/稍重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた9頭を次々と抜き去り、最後は2着のサザンクロスビコーに2馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

3月23日、中2週で迎えた30戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下のブラッドストーンステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。

4月19日、中3週で迎えた31戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、京葉ステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず10着に終わった。

11月9日、約7か月の休み明けで迎えた32戦目は、牝馬限定の3歳以上1600万下のユートピアステークス（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は小野次郎騎手（3戦1勝）。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。

11月22日、中1週で迎えた33戦目は、3歳以上1600万下の秋嶺ステークス（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（4戦1勝）。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では脚が残っておらず16着に終わった。

12月7日、中1週で迎えた34戦目は、3歳以上1600万下のアクアラインステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小野次郎騎手（5戦1勝）。14頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では見所を作れず12着に終わった。